谷亮子候補と同じ場所で演説した三原じゅん子候補

　比例代表に自民党から出馬した三原じゅん子氏（４５）が３日、ＪＲ京都駅前で街頭演説した。約１５分前には、民主党から出馬した谷亮子氏（３４）が同じ場所で演説。「顔はダメだよ、ボディーにしな」というドラマの名ゼリフで有名な“元祖ヤンキーアイドル”が超体育会系の谷氏にタイマン勝負を挑んだ。

　白シャツにピンクのパンツ姿の三原氏は「谷さんのにおいを消します」と、ストレートパンチ。続けて「谷さんもここにいらしたそうですが」と自ら切り出し「私の公約に谷さんも賛成していただけると期待してます」と皮肉るようにジャブもお見舞いした。

　演説後は報道陣の取材に「どう思ってらっしゃるか興味があった。お会いしたかった」。議員として活動しながら１２年ロンドン五輪を目指すと「二足のわらじ」を宣言した谷氏について先月２４日の公示後「死に物狂いで戦っている候補に失礼」と批判しており、この日も「女優を辞めて退路を断った。タレント候補ではない」と退路を残している谷氏を遠回しに攻撃。「一緒にされたくない」と言い放った。

　一方、京都市下京区の高島屋前に移動し演説した谷氏は三原氏から猛攻を受けたことについて報道陣から問われたが「いえ、別に」と受け流すなど柔道五輪金メダリストらしい見事な“内股すかし”を披露。組み手を切るように立ち去った。

　勝負の“判定”は１１日に明らかになる。

[ 2010年7月4日付 ]