【福岡】中・高生に暴力団の実態を、東区で研修会

07/03 14:26 更新

暴力団の実態を教えることで、中学生や高校生が暴力団に入ることなどを防ごうと、福岡市東区で3日研修会が行われました。福岡市東区の九州産業大学で行われた研修会には、東区内にある中学校と高校あわせて22校から、生徒や教師、保護者らおよそ500人が参加しました。この研修会は、社会に悪影響を与える暴力団を一部では美化する風潮があることから、子供たちに実態を知ってもらおうと行われました。特別講演では、暴力団組長を父親に持つ男性が「偏見の目を持たれた」「会社に入っても素性がばれたら人が離れていく」などと自身の体験を語りました。そして、「暴力団には決して近づかないで欲しい」と訴えました、また、東警察署の署員らがつくる劇団が寸劇を行い、暴力団に一度入ると犯罪に巻き込まれたり、なかなかやめられなかったりする実態をわかりやすく説明し、勇気を持って警察に相談してほしいと呼びかけていました。福岡市では今月1日に暴力団排除条例が施行されていて、警察では、暴力団のいない明るいまちづくりをしていきたいとしています。