世界遺産の島、宮島(廿日市市)―宮島口(同)間で16日、アクアネット広島(広島市中区)が定期旅客船の運航を始める。同区間では、JR西日本宮島フェリー、宮島松大汽船のフェリーが就航しており、定期船運航は3社目。
始発は午前8時50分宮島口発、最終は午後4時50分宮島発で、1日11往復を予定する。片道17分で運賃は500円。同社が夜間に毎日6便運航している84人乗りの宮島参拝遊覧船「御笠丸」(17トン)を使用する。車両は運べない。
宮島口では、先行2社が利用する宮島口桟橋ではなく、同桟橋から1・2キロ南西、昨年同社が購入したマリーナの桟橋を使う。広島岩国道大野インターチェンジ(IC)から東約2・5キロの位置にあり、車で訪れる観光客に狙いを定める。
【写真説明】新たに宮島口―宮島間の定期旅客船となる「御笠丸」(廿日市市宮島口西)
|