錦川鉄道(岩国市)は2日、2009年度の事業報告を発表した。沿線の少子高齢化が進んだ影響で総利用者数は前年度比6・3%減の約24万6千人。経常損失は開業以来23年連続の赤字だった。
昨年9月に導入したトロッコ遊覧車「とことこトレイン」の新型車両効果で、トレイン利用者が過去最高の3万4490人を記録。このため、収入は前年度比3・1%増の約2億200万円だった。
費用は、退職者2人をJRからの人材で補充したことに伴う人件費増などが響き、5・1%増の約2億3400万円となった。経常損失は約3200万円の赤字だった。
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