原爆投下前後に路面電車の運行を支えた女学生を描いた演劇「桃の実」の上演が3日、広島市内を走る被爆電車内であった。観客は65年前にタイムスリップし、少女たちの青春に触れた。
東京の劇団「モケレンベンベ・プロジェクト」の5人が出演。戦時下の労働力を補うため車掌や運転士を務めた14、15歳の少女を演じた。原爆で負傷した人を救護し、電車の復旧に尽くした姿も表現した。
広電本社前を出発し横川駅で折り返すコースで2回公演。午前の部には約20人の観客が乗り込んだ。
4日も午前11時と午後2時から公演がある。2500円(高校生以下1500円)。要予約。光藤さん=電話090(8602)4460。
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【写真説明】被爆電車内で当時の女学生の奮闘を演じる劇団員たち
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