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【芸能・社会】

たけし、長渕、小栗旬で「歸國」 TBS系終戦ドラマ会見

2010年7月3日 紙面から

制作発表に登場したビートたけし(戸田泰雅撮影)

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 TBS系の終戦ドラマスペシャル「歸國(きこく)」(8月14日午後9時−11時24分)の制作発表が、このほど東京・八重洲富士屋ホテルで開かれ、ビートたけし(63)、長渕剛(53)、小栗旬(27)、堀北真希(21)、八千草薫(79)、石坂浩二(69)ら出演者と、脚本の倉本聰氏(75)、鴨下信一ディレクター(75)が出席した。

 長渕は、2002年の単発ドラマへの友情出演(1シーンのみ)を除けば、ドラマ本格出演は1997年以来13年ぶり。一方、倉本氏がTBSのドラマ脚本を書くのは31年ぶり。

 棟田博氏の小説「サイパンから来た列車」をもとに、倉本氏がドラマに書き上げた。第二次世界大戦で玉砕した兵士の英霊たちが、幻の軍用列車に乗って、2010年の終戦記念日深夜、東京駅に降り立つ。65年ぶりに帰国した彼らは、夜明けまでの数時間、現代の東京をさまよい歩くが、今の日本と日本人を見て何を思うのか…。

 たけしは「靖国問題をはじめ、戦後日本の大体のことが網羅されている見事な作品。自分がよく思うことが書いてあるので、(演技で)感情を入れられるのがうれしい」と意欲を見せた。

「このような芝居に出られて光栄」と語った長渕剛

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 一方、長渕は立ち上がるといきなり敬礼ポーズをとり、マイクを使っているのに耳をつんざく大声でシャウト。軍隊口調で訓示のセリフを披露したり、脚本を読んで感銘を受けた際に作ったという歌を朗々と歌い出したり、破天荒ぶりを存分に発揮。「このような芝居に出られて光栄」とし、「(ドラマが描いているのは)強烈な愛だと思います」と力を込めた。

 「彼は僕の周囲の役者の中で古武士のよう。ぜひ協力してほしいとお願いした」と明かす倉本氏は、「彼は意気込みがすごい。熱い男。ああいう欠陥だらけの人間って大好きなんです」と笑って話した。

 

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