都城の再検査牛陰性 西都は抗体検査終了

(2010年6月30日付)

 口蹄疫問題で県は29日、都城市の清浄性確認検査のうち抗体検査で陰性が確認できなかった牛1頭について、再検査で陰性が判明したと発表した。

 30日まで続ける目視による臨床検査でも異常がなければ、7月2日午前0時に家畜の移動・搬出制限区域を解除する。

 抗体検査は22〜24日、発生農場から半径3キロ圏内を中心とする96農場で実施。牛25頭を検査した農場で、1頭の陰性が確認できなかった。このため、再度1頭から採血し、動物衛生研究所海外病研究施設(東京)へ28日送付。29日に陰性が確認された。

 臨床検査は半径3〜10キロ圏の約1300農場で行っている。

 また、西都市の清浄性確認検査では29日、抗体検査が終了した。発生農場から半径3キロ圏内の農場を中心に2日間実施。合わせて66農場の牛761頭から採血した。検査結果は7月上旬に判明する見込み。

 30日からは半径3〜10キロ圏にある65農場で臨床検査を3日間行う。抗体、臨床検査とも異常がなければ、7月6日午前0時に移動・搬出制限区域が解除される。

 宮崎市、国富町でも30日から清浄性確認検査に入る。