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嘉風は“無罪放免” 名古屋場所出場もOK

 野球賭博に関与し6月28日の臨時理事会で処分保留とされていた嘉風(28、本名大西雅継、尾車部屋)が“無罪放免”となった。

 特別調査委によると、09年のWBCの開催中に仲介役のトレーナーから誘われ、3回ほど賭博に関与したものの、その後は賭博に関与していないこと。また、上申書を提出する前に師匠の尾車親方(元大関・琴風)を通じて野球賭博への関与を協会執行部に申し出ていたことが情状酌量された。嘉風は名古屋場所出場が認められ、尾車親方もおとがめなしに。名古屋場所で謹慎を科されず出場できるのは嘉風と幕下4人の計5人となった。

 ただ、嘉風はわずか3回とはいえ野球賭博に関与したことも事実。特別調査委の村上委員は「トレーナーを通じて(の関与)で反社会勢力の存在を認識していない」と処分を見合わせた理由を説明したが、暴力団とのつながりを認識していなかったという点では他の関与者も同じだけに大甘裁定と言われても仕方ない。

 ≪野球賭博関与は27人≫特別調査委は野球賭博に関与した協会員を27人と発表した。内訳は親方2人、幕内力士8人、十両5人、幕下以下の力士11人、床山1人。謹慎させる者以外の名前は4日の理事会で公表する。3回だけだった嘉風と、仲間内で賭け金も少額だった幕下以下4人の計5人は処分対象外とした。いずれも暴力団絡みの認識はなかったとしている。野球賭博問題での処分対象者は弟子の関与で謹慎する親方11人を含め、33人。部屋全体が謹慎対象となっていた阿武松部屋は関与した8人が謹慎処分で、残りの13人は処分対象外となった。

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