2008-05-25 23:12:20

かまっちょのライフスタイル革命

テーマ:01. Lifestyle Change

『☆かまっちょのライフスタイル革命☆』

~七里ガ浜から見える景色~

 

僕は、一般的な暮らし方とは少し変わった生活をしている(みたい)なのですが、もちろんそれがいいんだと、おしつけるわけでもなく、こんな人もいるんだーっへえということから、ワークライフバランスっていう難しいテーマについて悩んだりするときに、なにかの足しになればいいなあとアバウトに考えています!

 

僕のバックグラウンド情報としては、大学の専攻が建築のデザインだったこと、最近は、長年やってきたスキーやゴルフよりも、断然愛するものとしてサーフィンに本格的に没頭しているということがあります。
さて、『☆かまっちょのライフスタイル革命☆』は、こんな感じで話していきたいと思ってます。

1回 住まい方の固定概念を覆す

2回 ”美しい”という感覚の嘘

3回 波乗り的ハイブリット型ライフスタイル

4回 ビジネスとアートと地球

5回 未来へ "Human Centered Wok & Life"

つまらなかったら打ち切られるかもしれませんし、内容は大幅に変わることもありえますが(笑)、ゆるい感じでいきたいとおもいまーす。


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<第1回 住まい方の固定概念を覆す>
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住まい方の実験

今回は、建築的な視点とコンサルティングサービスの考え方を活用して、僕が実際に実験している新しい住まい方に関する提案を紹介してみたいと思います。

僕は今、鎌倉は七里ガ浜(江ノ島電鉄で鎌倉駅から15分くらい、6つめの駅)の、海ちかくにある庭付きの古い一軒や(築約40年)を友達の男4人でシェアする生活をしています。


ここには毎日いるわけでないですが、週末には必ず行きます。仕事が早く終わって、気が向いたときと、波があるときは平日も行き、波に乗ってから出社します。平日の通勤はドアトゥードアで約1.5時間。江ノ電から海を見ながら、たまにはグリーン車(750円)にのって本を読みながら、朝ごはんをたべながらだと快適極まりなくあっという間に着いてしまいます。

 

金曜になると、終電が早い(11:30でも最後はタクシー)のので、合コンではさっさと赤外線通信を済ませて、七里にむかいます(笑)。夜はたいていよなよな男同士で飲みながら、語り合う。あくる日の土曜は早起きして朝から海に入って波に乗ります。他の仲間はテニスやゴルフの打ちっぱなしにくりだす。昼ごろに帰ってきて、誰かが料理をして、太陽がさんさんと降り注ぐ中、庭で仲良くご飯を食べます。昼はまったりしていると、たいてい東京からだれかのお友達がきてそこから、Wiiをやったり、バーベキューをやったり、楽器を弾いたりと、わいわいとやります。

日曜は各自海を見ながら本を読んだり、ハンモックにゆられたりゆったりとすごします。

 

一方、東京には別途、吉祥寺は井の頭公園近くに別途、住処があります。ここでも、少々かわった住まい方をしています。20人くらいの人が一緒に住んでいる「ゲストハウス」という形体の住まい方です。


gest house

リビング・ダイニング・シャワールーム・玄関・廊下はシェアで、そのほかは各自6畳程度のプライベートな部屋を持っています。敷金、礼金がなく、最低限の家具が備わっているため、フレキシビリティーが高く、外国人や学生、転々とする職業の方に人気です。本来的には、外国人やいろいろな職業の人たちとダイニングで触れ合ったり、語り合ったりするのが楽しいところですが、僕の今の使い方は、「寝床」です。

 

そのほかに、六本木ヒルズの49階にある図書館の会員になっています。

ヒルズ

東京湾や東京タワーを眼下に見下ろす壮大な景色の中、ビールやコーヒーを飲みながら本を読む。あるいは、静かな自習室で仕事をしたり。たまにいろいろな著名人が講演をやっていたりするので参加したりします。ここは、さながら僕の「書斎」です。

▽住機能のアウトソーシングとシェアドサービス化
僕はこの住まい方をコンサルティングサービスにある二つのソリューション、アウトソーシングシェアドサービスと同じ概念で考えています。住まいの機能を分解したときに、寝床機能、書斎機能、台所機能、エンジョイ機能・・・・などがあります。
僕は、まず寝床機能とエンジョイ機能を分離すべきだと考えました。寝床は通勤に便利なロケーションにあるべきですが、エンジョイ機能は必ずしもそれに引きずられる必要はありません。

書斎もそうです。東京タワーを見下ろすマンションに住んだらいったい幾らかかるでしょうか。ところが、そこに住まずに書斎機能だけアウトソースすれば、住んでいる家の家賃+9千円(ライブラリ会員の月額)で“東京随一”の書斎つきの家を手に入れたことになります。9千円という会費が高いと思うか安いと思うかは考えようです。

エンジョイ機能については、七里ガ浜での友人とのシェアド化です。みんなで自炊してみんなで庭にでて太陽を浴びながらの食事、一人暮らしでは味わえない最高に楽しい時間です。また、すばらしい環境で一緒に住まうと、シナジーが生まれてきます。何気ない会話から新しい発想、ビジネス、デザイン、遊び、クリエイティブな発想がどんどんわいて出てきます。エンジョイするという機能については、圧倒的にシナジー効果が生まれるはシェアが効果的です。前述の通り、寝床や書斎というプライベート機能はこれと分離すればよいのです。シェアは、欧米では当たり前のことですが、これからのエコ時代にはシェアド化による効果創出と効率化の流れは加速すると思います。


▽投資対効果
さて、このスタイルは「要するに、お金持ちが金に任せてセカンドハウス持って豪遊してるんでしょ?」とおお思いでしょうか。それは違います。以下を見てください。

①七里ガ浜の1軒家・・・103平米、テニスコート隣、ゴルフうち放し、海まで徒歩10分(サーフィンあり、クルージングあり、海の家ありetc)、庭20畳、6畳のプライベートルーム、L10畳、K4畳・・・3.7万/1名(4人で14.8万をシェア)

②吉祥寺の寝床・・・7.3万

③六本木ヒルズ49Fの書斎・・・9千円
★★★ 合計:11.9千円 ★★★

 

さて、例えば、ヤングセレブな人たちが好むーうちの会社でも人気の高い恵比寿で一人暮らしをしたとき、11.9千円でどのくらいの家に住めるでしょうか?調べてみると、恵比寿駅徒歩10分以内、築数年のマンションの場合、なんと、『25平米のワンルーム』くらいが平均的でした。同じ値段です。みなさん、どう思われますか?

 

▽住まい方に関する固定概念
そもそも、東京では、土地が少ないのでマンションが主流、かつ、その住まいは、“○LDK、○万円、駅から徒歩○分、築○年”・・・という指標がかなりの勢力で一般化・統一化されてきています。みなさん、よく考えてください。このことは、非常におかしなことなのです。人の人生は一つの統一的な指標では図れないのと同じように、その人生を支えるための住まいがすべて同じ指標で評価され、一列に並べられ、順位が決まってしまう(3LDKより4LDKのほうが偉いという)というあまりに不自然な現象がここ、東京では特に起こっています。そのことに対して、建築家たちはずっと抵抗してきているのです。しかし、そういう統一指標を持ちこむハウスメーカーやゼネコンが年間の新築住宅の建築のうち9割以上を占めており、”いわゆる”建築家が設計するものはわずかに1割未満であり、残念ながら新しい指標を社会にもたらしてパラダイムシフトさせる、というところまでは至っていないというが現状です。

 

▽建築家たちの戦い―住まい方の固定概念への挑戦

例を出しましょう。いまや、世界で最も有名な日本人建築家となった安藤忠雄氏の処女作、『住吉の長屋』はそういう、“○LDK”的指標に対する、カウンタープランと考えることができます。トイレにいくために、わざわざ外(中庭)を通らなくてはいけないというプランニングです。雨が降ったら傘をさしていかなければいけない。寒かったら上着をきていかなければいけない。たしかに不自由だ。しかし、「便利さ」という価値よりも、もっと大切な価値があるのだ。自然の中に生きる、自然の良さとも厳しさとも共に生きる、ということこそに価値があるんだ、という新しい尺度の提案だったのです。この作品が、傑作とされ、1979年の建築学会賞をとった。この作品が今ある『世界の安藤』の原点だと言われています。しかし、「作品」として素晴らしいと学会から評価したとしても、統一的な尺度(価値観)に飼いならされてしまった一般の多くの人たちは、きっと自分の家には選ばないでしょう。そういった考えはむろん、間違えだとも、正解だともいえるものではありません。


ただ、なにか当たり前だと思っていることを疑ってみることって大事だと思いませんか?僕はそう思います。ワークライフバランスを考える際に重要だと思うのは、ワーク、ライフそれぞれ、世間で当たり前とされている今までの固定概念を疑うことだと思っています。かならず、”当たり前”と思っている奇妙な価値観に惑わされていることが少なからずあり、意外と呪縛のとらわれていることに気づいていないのかもしれません。

 

最後に、関連する本、CD、スポットを紹介します。

 

◆本

「建築の終わり」 岸和郎 北山 恒 内藤 廣 TOTO出版

CD

John McLaughlin Plays Bill Evans
あのビルエヴァンスをジョン・マクラフリンがギター一本で弾きます。気持ちがすがすがしく、美しくそして穏やかになります。自然に住む朝に。

◆スポット

TORA」@七里ガ浜
僕たちの食堂。虎さんとママの家庭料理はどれも絶品。毎日のように通っています。連日長蛇の列の七里ガ浜は珊瑚礁(本店)の右隣の目立たないお店です。

 

~ かまっちょ ~

コメント

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1 ■ふふふっ。

読ませて頂きましたーヽ(○´3`)ノ
最高のLifeですねっ♪なんだか、こういうのを分かち合える人が近くにいると嬉しくなります☆(個人的にすごーく六本木の図書館が気になってはいるけどw)
yuuも早く自分のライフを確立させたいですヾ(;→㉨←)ノ

2 ■おー

よく見てるねー(笑) ありがと。
かまっちょのブログができたから、こっちのブログの位置づけを変えようと思っててね。かまっちょブログはとことん自由にクリエイティブに、こっちのブログは、まじめに-普段、ゆうきも見たことないと思うけど(笑)、お仕事モードのちょっと硬い(でも俺らしさは残しつつ)コンサルの話とかしようと思ってるので、こっちもよろしくねー。
この記事は、社内のメルマガで連載記事を担当することになったので、その第1話だったんだよ!俺と一緒なら、図書館は入れるので、今度つれてくyo('-^*)/

3 ■知っているよー

真面目なのはしっているよん♪w(〃∀〃;)

こっちも楽しみにしているね☆
図書館、楽しみにしてまーす!!
綺麗な景色を見ながらお勉強したら何だかやる気でそうw

4 ■いいじゃない^^

さすが、ゆうき早いな^^

ライフスタイル革命、乗りに乗ってます@v@

さらにさらにいいものを作り上げていこうぜ♪

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