2010年5月4日 22時7分
【北京・米村耕一】金正日総書記の訪中について、中国外務省の姜瑜副報道局長は4日の定例会見で「今のところ提供できる情報はない。みなさんにはこうした状況を理解してほしい」と述べ、総書記訪中は党中央対外連絡部の主管であることを指摘しつつ、苦しい答弁を繰り返した。
一方、中国の主要メディアが沈黙する中で、人民日報傘下の時事紙「環球時報」や英字紙「チャイナ・デーリー」などは、日本や韓国の報道を引用する形で金総書記の訪中を大々的に報道。すべての中国メディアが訪中終了まで一切の報道を控えた、これまでの総書記訪中とは違った様相を見せている。