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「怪物」オグリキャップ死す…脚部を骨折

91年の引退式以来17年ぶりに東京競馬場のパドックを歩くオグリキャップ
91年の引退式以来17年ぶりに東京競馬場のパドックを歩くオグリキャップ
Photo By スポニチ

 1980年代後半に競馬ブームを巻き起こして「怪物」の異名を取ったオグリキャップが3日、北海道新冠町の牧場で放牧中に右後ろ脚を骨折した影響で死んだ。25歳だった。地方の笠松競馬(岐阜)から中央競馬に移籍して、G14勝、年末の有馬記念を2度制するなど活躍した。限界をささやかれた90年12月23日、ラストランとなった有馬記念で劇的な勝利を飾ったことで知られる。今月半ばにお別れ会が行われる予定。

 余生を送っていた優駿スタリオンステーションの関係者によると、一般公開中のパドックで転倒し、手の施しようがない状態だった。

 85年3月27日に北海道三石町(現新ひだか町)の稲葉牧場で生まれた。父ダンシングキャップ、母ホワイトナルビー。87年に笠松競馬でデビューし、88年に中央競馬へ移った。芦毛の馬体で人気を評し、初戦のペガサスステークスを皮切りにして重賞を6連勝した。「オグリ伝説」が生まれ、有馬記念、マイルチャンピオンシップ、安田記念とG1を制した。

 90年11月のジャパンカップは11着と不調だったが、1カ月後の有馬記念は武豊騎乗で奇跡の優勝を果たした。怪物の引退レースで中山競馬場に詰め掛けた17万人を超える観衆が「オグリコール」を送った。

 引退後は種牡馬となった。中央での戦績はすべて重賞で20戦12勝、地方12戦10勝、獲得賞金は約9億1250万円(地方含む)。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年07月03日 20:24 ]

  

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