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人々を魅了した「怪物」オグリの略歴

: 放牧地で元気な姿を見せるオグリキャップ（０９年９月）

　◆オグリキャップ　１９８５年３月２７日に北海道三石町（現新ひだか町）で生まれる。８７年に地方・笠松でデビュー。１２戦１０勝の成績を残し、８８年に中央に移籍した。中央初戦のペガサスＳで勝利を収めると重賞６連勝、「怪物」と呼ばれ競馬ブームを巻き起こした。この年の有馬記念に優勝すると、翌８９年にはマイルＣＳを勝ち、連闘でのぞんだジャパンＣではホーリックスと激しいたたき合いを演じ２着となった。９０年には安田記念をレコードタイムで優勝したものの、秋は天皇賞６着、ジャパンＣ１１着と大敗。「オグリは終わった」との声が上がるなか、ラストランとなった有馬記念で優勝、「奇跡の復活」として話題を呼んだ。中央での成績は２０戦１２勝、Ｇ１・４勝。引退後は種牡馬となり、産駒にはオグリワン（９４年小倉２歳Ｓ２着）アラマサキャップ（９５年クイーンＳ２着）などがいる。５月にデビューしたミンナノアイドルが最終世代となった。現在でもその人気は健在で、放牧先には多くのファンが訪れていた。

　［2010年7月3日21時20分］