ここから本文です。現在の位置は トップ > 地域ニュース > 香川 > 記事です。

香川

文字サイズ変更
はてなブックマークに登録
Yahoo!ブックマークに登録
Buzzurlブックマークに登録
livedoor Clipに登録
この記事を印刷

小惑星探査機:「はやぶさ」講演会 150人、夢ふくらませ /香川

 ◇吉川JAXA准教授が説明

 宇宙少年団と宇宙航空研究開発機構(JAXA)主催の小惑星探査機「はやぶさ」についての講演会が、サンポート高松シンボルタワー(高松市サンポート)であった。JAXAの吉川真准教授(48)が地球帰還を果たした「はやぶさ」を写真などを交えて説明し、集まった約150人は聴き入っていた。

 宇宙少年団は86年に設立。子どもたちに宇宙を通じて冒険心や生命への関心を持ってもらおうと活動しており、香川県内には小3から中3の45人が所属する香川小惑星分団(同市国分寺町国分)がある。岡内尊重分団長(71)が09年10月に吉川さんを招き、帰還を控えた「はやぶさ」について話してもらったのがきっかけで、今回の講演が実現した。

 吉川准教授は太陽系小惑星の軌道解析が専門。はやぶさの帰還で、オーストラリア政府から指定された区域内にカプセル落下地点を収めるため「精密な調整で軌道修正をした」と解説した。今後、はやぶさが採取したカプセル内部の物質を分析することにも触れ、「1カ月から半年先になるかもしれないが、分かったらすぐに知らせます」と話した。

 講演を聞いた高木了司さん(12)=高松市立木太中1年=は「カプセルの中身が分かって、宇宙の星の起源が分かればいいと思う」と目を輝かせていた。【広沢まゆみ】

毎日新聞 2010年7月3日 地方版

PR情報

香川 アーカイブ一覧

 
郷土料理百選
地域体験イベント検索

おすすめ情報

注目ブランド