2010.06.08 Web posted at:  15:06  JST Updated - CNN
USA

オバマ大統領、原油流出事故で「誰が悪いのか」確認していた

(CNN) オバマ米大統領は7日、テレビ番組のインタビューで、メキシコ湾で起きた原油流出事故への政府の対応を完全擁護した。この中で大統領は、「誰が悪いのか」を確認するために専門家らの話を聞いたと語っている。

インタビューは米NBC局の番組「トゥデイ」のために撮影されたもので、8日に放映予定。

オバマ大統領に対しては、事故対応が学者的すぎる、政権が全力で対応していない、石油会社BPを信用しすぎている、といった批判があがっている。

大統領はこうした批判に対し、「私は1カ月前に現地の漁師たちと会い、雨の中、起こりうる危機の可能性について話し合った」と語り、早期に行動を起こしたことを強調した。

また、専門家らとの協議は単なる理論的なものではなかったと主張し、「誰が悪いのかを確認する」には専門家らの意見を聞くのが一番だと考え、彼らと協議をしたと述べた。

石油施設は4月20日に爆発、2日後に沈没した。この事故で11人が死亡し、メキシコ湾には事故の翌週から大量の原油が流出し始めた。

オバマ大統領は5月2日に現地入りし、解決には「多くの日数」を要すると発表した。このときには沿岸警備隊と内務省も、BPの流出封じ込め作業に深く関与していた。

だが、この頃から保守系のコメンテーターたちは、この事故が「オバマにとってのカトリーナ」になると言い始め、民主党の一部からも政府の対応に対する不満があがっていた。ハリケーン「カトリーナ」は2005年に発生し、対応が遅れたブッシュ政権は批判にさらされた。

その他のCNNサイト

関連リンク

cnnmoney.com
US発ビジネス、フィナンシャル、個人向け経済ニュース
sl.com
米誌「スポーツ・イラストレイテッド」によるスポーツニュースとスコア情報
asahi.com
朝日新聞社のニュース、総合情報サイト

English ExpressTIME