2010-06-30 国会議員定数削減に反対する社民・共産とその支持者はKYの極北
国会議員定数削減に反対する社民・共産とその支持者はKYの極北である。
Opinion |
私も個人的には議員定数の削減には賛成ではないのだが、社民党や共産党、或いはその支持者がこの問題になると無条件に批判のヴォルテージを上げる姿はどうも違和感を禁じ得ない。正直言って、議員定数削減に関しては無党派層受けがすこぶるいい。そういう空気を読まずして、拳を上げる姿はいかにも政治センスがない。
無党派層受けばかり狙うのは既存の支持者の顰蹙を買う部分もあるので是とは言わないが、民主党が米軍基地問題や消費税増税でリベラル寄りの無党派層の離反を生んでいるのに、社民党や共産党の支持率が一向に上向かない現状をよく理解した方がいい。有権者の声を聴くと言いながら、決まった支持層の声ばかり吸い上げて満足してしまっている自民党末期のような状況になっておるのではないか。
無党派層によって社民党や共産党にとって選挙制度が有利か不利かなんかはどうでもいい話で、反対しているのを見て、自分たちに都合悪いから反対している党利党略ぐらいにしか見ていない。議員定数削減=比例代表の定員削減ということで小党が不利になるのではあるが、みんなの党や新党大地のように小政党で比例区選出議員が中心であるのに議員定数削減を支持している政党もあり、反対の声を上げることへの空気の読めなさが引き立つ。
一般ピープルの頭の悪い意見をバカにするな
議員1人にかかる経費は給料、秘書手当その他及び政党助成金を加えると年間1億円余。定数を100減らしても100億円の経費節減にしかならない。まあ議員宿舎一つ潰せば売却益も期待できるが、これは一時的なお金に過ぎない。消費税1%辺りの税収は2兆円だから、議員を100人減らしても、消費税0.005%分にしかならない。
「消費税を上げるなら、まず国会議員が身を削れ」という一般庶民の意見は、数字だけみれば桁違いなバカな意見だし、私も上記の理由から議員定数の削減には賛成ではない。共産党もビラやHPで、議員定数を削減しても大した効果はない。それより政党助成金を廃止しろといった意見を載せている。
ただ一般庶民のバカな意見をバカにしてはいけない。どんな会社だって社員の給与を削る時はまず社長や役員から削る。業績不振の企業の場合、役員もそれほど貰っている訳ではないので、役員の給料を削って浮く金額など大したことないのだが、それでもそれをやらないと納得しないはずだ。特に社民党や共産党を支持している人であればその気持はよくわかるはずだ。
まず「消費税を上げるなら、まず国会議員が身を削れ」という意見は、どんなに論理的に間違っていてもまず聴く耳を持つ態度をも持たなければダメだ。
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- 84 http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/kechack/20100630/p1
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- 2010-06-30 vanacoralの日記 9/57 15%
- 2010-06-29 Shout Of Heart 3/45 6%
- 2010-06-28 森信雄の散歩道 3/55 5%
両党はほかに小選挙区制に反対して比例区を増やせといった主張も
していますが、これもいかにも党の事情といった感じです。
いい加減昔のサヨク的内ゲバは止めて社民党と共産党を合併させてほしいです。
両党が合併すればそれなりに侮れない勢力になると思います。
社民党には定数削減した場合のダメージをどう和らげるかを考えて欲しいです。
例えば比例区を30程度削っても全国区に一本化すれば社民、共産とも二桁の議席を得やすい筈です。
連立に残って、比例30(11ブロックから全国区へ)、小選挙区50の削減などを主張し民主党を牽制すべきだったと思います。
児童ポルノ規制に反対するか否かは極めて主観的な問題で、どちらがバカと言える問題ではありません。国会議員の定数削減と消費税を天秤にかけるのは算数的にバカなのが明らかだというのと問題の質が違います。
>削る時はまず社長や役員から削る
そうですか?
今時は、真っ先に派遣社員から切り捨てるところが多いように思いますが。
というか、「国民と国会議員の関係」を「社員と経営層の関係」に擬えるのは如何なものですかね。
社員は会社というか経営層に雇われているけど。
国民は国会議員に雇われてる訳じゃない、むしろ逆。
ということで、「一般庶民のバカな意見をバカにしてはいけない」の論拠としては問題ありまくりなんでは。kechackさんが別の論拠を提示するなら、話は別かもしれませんが。
>有権者の声を聴くと言いながら、
>決まった支持層の声ばかり吸い
>上げて満足してしまっている
共産党はいわゆるB層のバカな意見を「吸い上げ」るべきではないと思いますが。
そもそもB層のバカな意見はほとんど煽動者からの受け売りですから。そんなの「吸い上げ」るのは「右へ倣え」でしかない。
「共産党はインテリ向けの宣伝ばかりやっていても伸びない、伸びたければB層の低い知能に合わせた宣伝もやるべきだ」ということなら、一理あると思いますけど。
世論の反発が最も少なく、社民党に好都合なのは小選挙区・比例代表併用性で
すね。今の制度は並立制です。先に全議席を得票比例に配分し、そこに小選挙区の
当選者を埋めて行き、足りない部分は比例名簿から補うやり方で、ドイツが採用し
ています。
民主党が参議院選挙で過半数を取れなかった場合。小政党が連立参加の交渉材料
として利用することは可能だと思います。
>というか、「国民と国会議員の関係」を「社員と経営層の関係」に擬えるのは如
何なものですかね。
>社員は会社というか経営層に雇われているけど。
>国民は国会議員に雇われてる訳じゃない、むしろ逆。
そういう意見出ると思っていました。
もちろん、そういう見方はおかしいです。私もそうは思っていません。
ただ多くの有権者がどう思っているかが選挙では大事になってきます。
なんやかんや政治家=支配層という考えは根深いですよ。
社民党や共産党の支持者も、多分社民党や共産党議員=仲間、自民党或いは民主党
議員=支配者だと考えていると思いますよ。
>「一般庶民のバカな意見をバカにしてはいけない」の論拠
つまり、根拠のないバカな意見をバカにしてはいけないことです。
バカにして良いか悪いか論じるのに根拠など必要でしょうか?
共産党はB層狙いのポーズも十分やっているとは思いますよ。ただ自己評価が高
すぎて、共産党に不利になる制度=悪ということに有権者はみな同意してくれると
思い込んでいるフシがあります。多くの無党派層は共産党なんて消えてなくなって
も構わないと思っているという前提に立って、それでも尚そういうった層にも1票
を入れてもらえる可能性を探るべきなんだと思います。
ただ「KYの極北」とかいう表現は、「バカな意見をバカにしている」態度でしょうこれも。
反発があるのも、そこに感情を害されるというのがあるのでは。