【東京】前原誠司国土交通相は15日、沖縄自動車道の全線(那覇―許田、57キロ)など、全国37路線50区間の高速道路を無料化する社会実験を28日午前0時から実施すると正式発表した。
自動料金収受システム(ETC)搭載の有無にかかわらず全車種が対象で、無料化の経費は1千億円、実施は来年3月末まで。対象は地方路線が中心で、期間中に通行可能となる部分も追加されるため、無料化される高速道路は最終的に総延長の約2割にあたる1652キロとなる。
沖縄道の場合、那覇―許田インター間で普通車1000円(割引適用時500~700円)の通行料金が無料となる。ただ、通行量や利用区間などのデータ収集のためETC装着車はETCカードの装着が、非装着車はゲートで通行券の受け渡しが必要となり通行方法は変わらない。