メキシコ湾の原油流出事故に関して油田を操業していた英石油大手BPが、権益を共有する三井物産子会社の三井石油開発に対し、対策費用などとして1億1100万ドル(約97億円)の負担を求めていることがわかった。この油田はBPが65%の権益を持つほか、三井石油開発が10%、米アナダルコが25%の権益を持っている。
BPは流出原油の回収や掘削した井戸をセメントでふさぐ作業などの対策費用として、すでに2000億円超を投じている。関係者によると、BPは6月2日付の書面で三井石油開発とアナダルコに一部費用の負担を求めてきた。
現在も原油流出が続いており、防止作業が終わるのは早くても8月とみられている。BPの対策費用がふくらみ、請求額が増える可能性もある。一方でBPの安全対策の不備も指摘されており、「事故原因が究明されない限り、関係する企業間の負担の話まで進まない」(石油天然ガス・金属鉱物資源機構)との見方もある。
三井物産、三井石油開発、BP、アナダルコ、石油天然ガス・金属鉱物資源機構、メキシコ湾
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