2009-08-02 04:34:02

”マリファナ”に対する勘違い

テーマ:アメリカ

先日、アメリカで発行されている日系新聞に
”マリファナ”に関する特集が載っていた。

これは、アメリカに住む日本人たちが
マリファナに関して勘違いをしていることが判ったためである。

「みんなが吸っているし、
アメリカではマリファナはいいのかと思っていた。」
なんて勘違いしてませんか?

驚きの事実であるが、確かにマリファナに関して、
アメリカでは公認されていると勘違いしている人々が多い。
特に。。。日本人は。。

『日本では非常識なことが、アメリカでは許される』と
自分勝手な都合のいい大勘違いしている日本人がいるのは、
何もマリファナに関してだけの話ではないのだが。。。

とりあえず、今回は”マリファナ”に焦点をあてる。

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”マリファナはアメリカでも違法”である。
所持が発覚すれば、確実に逮捕される。

だが、(日本人に限らず)子供たちの間でも、
面白半分に、マリファナを喫煙しているのも現実。

それは学校で簡単に入手できる。
学校の中に、生徒の売人がいるのだ。

この町の高校にもいる。

この町は、大手の日系企業の駐在員たちが住む、
大変環境の良い、治安も良く、生活水準が平均以上の町である。
学力的にもレベルは高く、公立の学校に、
安心して子供たちを通わせられる町である。

そんな町の学校にも、毎年のように、生徒の中に売人がいる。
それを学校が、そして親たちが知っているかどうかは不明。
実際、この町の学校に限らず、殆どのアメリカの学校には、
生徒の中に、ほぼ売人がいると考えていいだろう。

それを子供たちが買うかどうかは、
各自、子供たちの家庭の教育にゆだねるしかないだろう。

親としては、子供たちの異変に、目を凝らしているべきである。

マリファナの場合、それを喫煙するための器具がいる。
それが部屋のどこかにないだろうか?

更に、体や衣服などにも独特なすっぱい青臭いが染み付く。
これが一番判りやすい。
フッとした瞬間に、タバコとは違うすっぱい青臭いがしたら、
まず、間違いなく、子供たちがどこかでそれに
手を出していると考えるべきだろう。

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ニクソン元大統領はアメリカ社会を「War on Drug(ドラッグ戦争)」
というスローガンを掲げ、米政府による厳格なドラッグ取り締まり
方針を打ち出した。

これは、ドラッグ問題(当然、マリファナも含む)を犯罪として扱い、
たとえ犯罪組織に属さない、単なるドラッグ不法所持者であっても、
警察が厳重に取り締まり、逮捕、投獄するほか、各国と強調して
ドラッグの密輸入を阻止するというもの。

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マリファナ不法所持で逮捕されるとどうなるか、
いったいどれだけの人々が、知っているだろうか?

多分、その現実を認識していないから、
軽はずみで、マリファナに手を出してしまう人々が
多いのではないだろうか。

興味本位で手を出すと、将来をも変えてしまう
大変な現実が待っていることを、認識してほしいものだ。

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まず最初に、アメリカ市民がマリファナ(ドラッグ)
不法所持で
逮捕された場合は、その量、逮捕歴にもよるが、
罰金や時に実刑判決も下る。

たとえ、子供であっても、それは同じである。

裁判を受けるために、弁護士を必ず雇わなければならない。
まず、多額な弁護士費用がかかることはいうまでもない。

更に、初犯であろうとも、所持の量が少なかろうとも、
将来、このドラッグ所持の記録(レコード)が残る。

この記録が残るとどうなるかといえば、
ありとあらゆる面で、困難な立場に立たされることになる。

それは就職先にも影響する。
その記録によって、どんなに勉強しても叶わなくなる職業が出てくる。
また、企業もそんな記録があるものは、ほぼ雇わない。
つまり、子供の将来の希望がある程度、確実に絶たれることとなる。

また、国外に旅行しようとしても、受け入れをしてくれない国が出てくる。
入国の際に、その記録はついてまわるのだ。

まず、日本へは入国できなくなると思ったほうがいいだろう。

たとえば、日本国籍からアメリカ国籍に変えた人が、
ドラッグ所持の逮捕歴ができた場合、日本へ入れないのだ。
何年それが有効なのかは、専門家ではないので、わからないが。
多分、その時の(逮捕時の)状況によってそれは異なってくるだろう。

初犯で、所持量も少なく、ドラッグの種類によっては、
敏腕弁護士を雇うことで、これを防げる場合も、確かにあるが。。
それには、莫大な費用を要することをお忘れなく。

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次に、永住権保持者や他のビザでアメリカに滞在している
つまりアメリカ市民ではない外国人の場合、どうなるか。。

逮捕、弁護士費用、裁判、実刑、罰金は上記と同じである。

更に、永住権保持者の場合は、その更新ができなくなる。
そして他のビザも当然とれなくなるため、
いずれは米国を追い出されることとなる。

他のビザの人は、どんなに有効期限が残っていようとも、無効となり、
強制送還になることがあり、アメリカへの再入国は拒否される。

つまり、アメリカ市民でない外国人がドラッグ所持で逮捕された場合は、
米国でのステイタスをほぼ確実に喪失すると考えた方がよい。

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それでも、あなたはマリファナやドラッグ関係に
”アメリカだから”と手を出しますか?

安易な考えで、手を出していると、
取り返しのつかないことになりますよ!

それでも、もし、逮捕された場合、
どうしたらいいのかは、長くなるので、次の機会に書こうと思う。

マリファナ(ドラッグ)所持だけでなく、
すべてのアメリカでの逮捕に関して、どうするべきなのかを。。



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