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| 実物大の駅のホームやコンコースを再現した実験棟＝１日午後、さいたま市北区日進町のＪＲ東日本研究開発センター |
次世代の駅について研究するＪＲ東日本の実証実験施設「Ｓｍａｒｔ Ｓｔａｔｉｏｎ実験棟」がさいたま市北区に完成、報道陣に１日、公開された。駅を再現した実験棟では、携帯電話を活用した車内情報提供サービスや、利用客が歩くことで発電する「床発電システム」などの研究開発が行われる。 実験棟は利用者の安全・利便性の向上や、環境に配慮した未来の駅づくりを研究しようと、北区日進町にあるＪＲ東日本研究開発センター内に、昨年３月から約６億円かけて建設された。高さ約１９メートル、延べ床面積約１５３０平方メートルの３階建ての実験棟は、模擬コンコースやホームを再現。高さを４・５メートルの範囲で変更できる巨大な可動式の天井などが備えられている。 研究されるのは、携帯電話で電車の運行や乗り換え案内が分かる情報提供サービスやタッチパネル式の駅案内板、床発電システムなど。一部で導入・試験運用されているものもあり、実用化に向けた実験が今月から行われる。 ＪＲ東日本は今後さらに、ホームと電車の段差を乗り越えられる車いすや、コンピューターによる最適な照明や空調の制御などを研究開発していくとしている。
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