御来訪感謝申し上げます。
宮崎県で発生した口蹄疫の問題について、不肖敬天愛人も、多くの皆さんがブログで指摘するように“報道規制”が掛けられているかのように、報道が少ないので非常に気になっていました。
テレビでも全国放送版でのニュースで報じられることもなく、新聞記事でも皆無といって良いほど報道がなされていません。
新聞社や通信社のオンラインニュースでは取り上げていますが、しかし、情報強者であるうるさいネットユーザーに対する、あくまでも「アリバイ」的に報じているとしか思えません。
多くのブロガーが指摘するように、いろいろな思惑から政府とマスコミ共犯による報道にフィルターを掛けているのは間違いないことなので、自分が購読している読売新聞に直接問い合わせてみました。
敬天愛人のやり方として、「ネットには縁の無い団塊世代のオヤジで東北の田舎者」「新聞には出ていないので、医療機器関係の仕事をしている息子から口蹄疫のことを聞いた」「身内に畜産業者がいる」などと人物設定を行なって電話をかけました。
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読売新聞(以下、読)「はい、読者問い合わせ窓口です」(50代の男の声)
敬天愛人(以下、敬)「あのう、福島の○○という者で、お宅さんの新聞を30年以上愛読している者なんですが、ちょっと教えてもらたいことがあります」(福島訛りで)
読「ああ、いつもありがとうございます。どういうお話でしょうか」
敬「私はパソコンが苦手でインターネットも知らない田舎オヤジなのですが、昨日の日曜日に東京にいる息子から、『宮崎で大変なことになっている、家畜の口蹄疫だが知っているか?』と電話がかかってきました。新聞には載っていないので知らねえ、と言ったら、『何言ってんだ、ネットでは大騒ぎになっているぞ、新聞やテレビしか見ないから肝心なニュースもオヤジは知らないんだ!』と怒られたんです。私も新聞は隅から隅まで読んでいるので、何でそれほどの大事件が新聞に載っていないんだと素朴に疑問を持ちまして・・・・」
読「そうですか、多分記事にはしていると思うのですが・・・」(といいながらパソコンのキーを叩く音がする。)「えーと今日の夕刊にも出ていますね。」
敬「福島では夕刊はありませんよ。東京でしか報道しないんですか?」
読「あっ、そうですね。失礼しました。宮崎県のローカル事件なので、全国版で記事にするほどでもないという判断だと思いますけど。」
敬「しかし、息子の話だとかなりの数の牛や豚が処分されているらしいのですが」
読「そんなことはないですね。200か300頭が処分された程度ですね」
敬「それはおかしいですね。息子は農水省のHPにも6万頭以上処分されていると具体的数字が発表されていると言っていましたよ」(と言い返すと、相手は電話口でちょっと焦っているような素振りが感じ取れた。)
読「ああそうですか・・・、ああ確かに6万頭以上が殺処分されていますね。」(と白々しく今初めて分かったかのように認めた。)
敬「息子はネット右翼なので、私としても息子の話を俄かには信じ難いのですが、原口総務大臣が報道機関に規制を掛けているというのは本当ですか?」
読「いやあ、そんなことは決してありませんよ。あくまでも今のところ被害は宮崎県内だけなので大々的には記事にしていないだけです」
敬「でも、東国原知事が就任してすぐに鳥インフルエンザが発生した時は、現地まで押しかけてテレビも新聞もつぶさに報道していましたよね。どう考えてみても、あの時とは比べようも無いくらい大きな事件だと思うのですが・・・」(とツッコミを入れてみる。)
読「仰る通りですが、報道規制ということは絶対にありえません」
敬「息子が言うには、『政府が在庫の消毒液を韓国に無償で提供してしまい、在庫も無く政府の後手後手の対応も含めて致命的になっている、さらにウイルス発生源が韓国だから、マスコミは自主規制しているのじゃないか』と怒っているのです」(とさらに追い討ちをかける。)
読「何度も申し上げますが、今のところ宮崎県内だけの被害なのでそれほど大騒ぎする必要はないとの判断だと思います」(とあくまでもローカルの問題に矮小化しようとします。)
敬「ウチの身内に牛千頭を飼っている畜産屋がいますが、何万頭といったら半端な数じゃありませんね。ほぼ全滅状態です、身内は自分がその立場(口蹄疫の被害を蒙ったら)だったら首を吊るしかないと言っていました。今は、宮崎だけかもしれませんが、いつ福島で発生してもおかしくないですよね。その時のためにも大新聞の義務としてもきちんとした情報を発信すべきではないですか?」(と畳みかけました。)
読「仰る通りです。報道担当にもそのように伝えます。」(と声のトーンがしおらしくなった。)
敬「そんなことはないと信じますが、仮に息子が言うように報道規制があったら、それこそ中国や北朝鮮と同じで報道機関としては、自ら報道の使命を放棄したようなものだと思うんです。せまい日本なんですから、宮崎の問題とか言い訳にするよりも、大事な問題として子会社の日本テレビも含めてしっかりと情報を提供してください。我々の世代は新聞だけが頼りなのですから」(と心にも無い言葉で締めました。)
読「分かりました。間違いなく御意見を担当に伝えます」
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人物設定したのは、相手に身構えさせずに素の話を聞きだすことを目的としています。
当方も田舎オヤジ(実際もそうですが)として情報弱者を演じることによって、一般人に対してどのような対応をしてくるのかを見るのと同時に(組織の)背後にあるものを見極めたいとの計略があってのことです。
最初から喧嘩腰でいくと、クレイマー扱いされてバリアーを張ってしまうため、相手の微妙な心理的な動揺などを掴めません。
今回の問い合わせの結論としても、この担当者とのやり取りでの歯切れの悪さで、間違いなく政府民主党の報道規制がかかっていると確信しました。
今回の問題は、ここまで被害を大きくしたのは政府の無責任さ、統治能力の無さによる人災、否、民主党政権災であります。
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