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早食い王・小林尊さん「現時点で出場は困難」
1日、ニューヨークでインタビューに答える小林尊さん
Photo By 共同 |
7月4日の米独立記念日にニューヨークで毎年開催されるホットドッグ早食い大会で、6連覇の記録を持つ小林尊(たける)さん(32)=長野市出身=が1日、大会の運営団体の要求する契約内容が厳しすぎるため「現時点で出場は困難だ」とコメントした。その上で「自分を育ててくれた大会でもあり、無報酬でもやりたい」としており、大会直前まで交渉を続けるとしている。
小林さんは01年から06年まで連続優勝を果たしている。1メートル73、75キロの体形ながら、巨漢の選手を寄せ付けない圧倒的な強さで、北米では「ツナミ」の愛称で呼ばれる有名人。07年にはあごの関節症のため優勝を逃し、この3年間は準優勝にとどまっている。国際大食い競技連盟のランキングでは6月時点で3位。
大会はホットドッグ・チェーン「ネイサンズ」が主催。小林さんのような「プロ」と認められている選手が出場する場合は契約が必要だという。
共同電などによると、小林さんは今年1月から大会の運営団体「メジャーリーグ・イーティング」と契約更改交渉に入ったが、新契約書には「団体の許可なしに北米で他の早食い大会へ出場してはならない」との条項が入ったため「早食い・大食いのプロとしては受け入れがたい内容」として署名に応じていない。署名しない場合は大会には出場できない。同団体も小林さんと数週間にわたって交渉を行ったが、妥結には至っていないとしている。
小林さんは3月に米国の労働査証(ビザ)を取得し、ニューヨークで本格的な活動を開始している。4日の大会が目前に迫り「出場すれば優勝できる自信がある」とも話している。
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