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西村氏を応援 亀井代表が後楽園ジャック!

<国民新党・西村修>西村修(左)と共に全日のマットに上がる亀井静香
<国民新党・西村修>西村修(左)と共に全日のマットに上がる亀井静香
Photo By スポニチ

 国民新党の亀井静香代表(73)が2日、初めてプロレスのリングに立った。参院選(11日投開票)に同党比例代表で立候補したプロレスラー西村修氏(38)を応援するため、西村氏が所属する全日本プロレスの後楽園ホール(東京都文京区)大会に飛び入り。リング上でマイクパフーマンスを繰り広げ「皆さんの力でこの男を国会に送り込もう」と呼び掛けた。

 格闘の聖地が異様なムードに包まれた。

 4試合が終わって休憩時間に入った午後8時すぎ、西村氏の入場曲「HEAVEN KNOWS」が高らかに流れた。花道の西村氏は、試合の時と同じ紫色のガウン姿。その後を亀井氏と、国民新党と選挙協力する新党日本の田中康夫代表(54)が続いた。事前告知は一切なかったため、客席はどよめいた。

 まず西村氏がリングに上がり、ガウンを脱ぐと、その下はタイツではなくスーツ姿。マイクを握ると、往年の名プロレスラーの名前をあげながら「カール・ゴッチ、ドリー・ファンクJrにも負けない私が尊敬する2人のチャンピオンを紹介したい」と両代表をリングに招き入れた。

 場内に大音量で流れたのは、殺気だったプロレス会場の雰囲気とは対照的な童謡風の歌。国民新党のテーマ曲「おかあさん」(作詞、作曲故川内康範)のテープだ。しかも歌声の主は亀井氏自身。亀井氏はゆっくりとロープの間をくぐった。

 永田町では歯に衣(きぬ)を着せない物言いから「噛(か)みつき亀」の異名をとる亀井氏。プロレスの能力は未知数だが、マットの上でもマイクパフォーマンスなら得意中の得意。「亀井ッ!亀井ッ!!」コールの熱気に包まれ、マイクを握ると「私が評判の悪い亀井です」と自己紹介し、観客1800人を笑わせた。そして「この男(西村)はガッツがある。皆さんの力で国会へ送り込もう。元気な日本にしよう」と声を張り上げた。

 リング登場前、控室では「(レスラーが)かかってきてもいい。合気道6段だから大丈夫」と強がり、ハプニングも想定していたという。この日は、西村氏から「熱いプロレスファンを生で見てほしい」と提案。全日本プロレスの武藤敬司社長もリング上で並び、西村氏に「プロレスのことはオレに任せておけ。日本のみんなのために頑張れ」とエールを送った。

 両代表は、4日の大阪府立体育会館大会も訪問予定。西村氏は「一波乱ありそうですね」と予言した。

 ≪猪木氏、馳氏…プロレスから政界へ≫プロレスから政界に進出した例では89年、アントニオ猪木氏(67)がスポーツ平和党を結党して参院選で初当選。馳浩氏(49)は95年の参院選に自民党から出馬し当選、00年の衆院選で鞍替え当選を果たし、現在4期目。大仁田厚氏(52)は01年の参院選に自民党から出馬し当選。女子プロレスラーでは神取忍氏(45)が04年の参院選に自民党比例代表候補に立候補し、次点で落選したが、06年に竹中平蔵氏が議員辞職したため繰り上げ当選した。

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