JR三江線の沿線市町などが利用促進策を探る「三江線活性化協議会」の第1回会合が2日、川本町の悠邑ふるさと会館であった。アンケートやツアー試行でニーズを探る本年度事業計画を決めた。
調査は今月から開始。乗客や沿線住民から、改善を望む点などを聞き取る。観光客誘致の実験として、石見銀山遺跡と絡めたツアーや、紅葉シーズンに眺めの良い地点で徐行する臨時列車を運行。駅舎をサロンとして活用するなど、住民レベルの取り組みも促す。これらを踏まえて「三江線に関する地域公共交通総合連携計画」を策定。来春以降の取り組みに生かす。
協議会は県や沿線6市町、JRなどの委員17人で構成。本年度の事業費1200万円は全額、国が補助する。
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