07/02 14:30 更新
博多湾などに生息し絶滅が危ぐされているカブトガニの生態などを学ぶ特別授業が2日、福岡市の小学校で行われました。特別授業は、貴重なカブトガニの産卵地として知られる福岡市の今津干潟に近い玄洋小学校で行われました。授業では、子供たちが本物のカブトガニを実際に手に持って体の特徴や動きを観察していました。触った児童たちは「しっぽの方が軽かったけど、体の方は重かった」「甲羅が硬かった」などと話していました。カブトガニは2億年以上前から形を変えていないことから、「生きた化石」と呼ばれていますが、干潟の埋め立てや環境汚染により数が激減したとされています。今津干潟でも個体数は減っていて、子供たちは授業を通じて身近な自然を守ることの意味を考えていました。