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「疑われ不本意」 生活保護受給開始の中国人が証言(2/2ページ)

2010年7月2日

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 2日、30代の中国人男性の携帯電話という番号にかけて取材を申し込んだところ、日本語で「僕は今中国にいる。知らない」とだけ答えた。

 西区に住む男性と妻の保護費の受給額は2人で月約12万円。部屋はワンルームで空調はない。玄関脇の棚に、鍋や炊飯器、食器が無造作に置かれていた。男性は「誰かにお礼とかでお金を渡したりはしていない。(世話をしてくれた中国人男性にも)払っていない」と訴えた。

 現在、男性と親族男性の2人は職を探しているという。中国語の新聞の求人欄の切り抜きを20枚近く持っていた。2人は「働きたい。きのうも工場の仕事の面接に行ったが断られた」「言葉が通じず、どの会社も採用してくれない。職を探すために、日本語教室で日本語の勉強もしている」と述べた。(丸山ひかり、白木琢歩)

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