WE製 SCAR M4 HK416 GBB 最近修理対応したトラブル色々
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現在、SCARで唯一ガスブローバックモデルとして販売されているのがWE製SCARです。
VFCからも販売予定になってますが、昨年のサンプルの出来がいまいちらしく、作動面ではWE-SCARに全く太刀打ち出来なかったと聞きます。
熟成を重ねてそろそろ発売されるそうなので楽しみにしております。
がんばれVFC！
てな訳で、こちらがWE-SCARです。
2010年3月23日現在、YAHOOオークションに出品中でございます。
人柱的に購入し、案の定地雷を踏んでしまいました。
しかしながら、海外ではバリバリ活躍しておりますので潜在能力は計り知れません。
海外から情報を集めながら、色々と弄繰り回した結果、かなり良い感じに仕上がっております。
インナーバレルもマルイ電動用に加工しており、WE純正の鬼HOPも改善しております。
雨のようにBB弾を撒き散らす電動には太刀打ち出来ませんが、リアルカウント勝負なら互角に戦えます。
そんな訳で、これまでのトラブルと対処法です。
まだ色々な対処法があるかと思いますので、一例として参考までにお願いします。
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★チャンバー関連
○WE純正 弾道が一方向へ曲がる
原因： インナーバレルが斜めに固定されている場合が多い。
対策： 分解後、インナーバレルを固定しているピン溝を正しい位置に彫り直す。
○WE純正 弾道が全く安定しない （ほとんどの製品で出ている症状）
原因1： 真鍮チャンバーのバリでBB弾が削れている。
原因2： ローディングノズルでBB弾が削れている。
対策1： 真鍮チャンバーの給弾部分を磨く。
対策2： ローディングノズルの先端エッジを磨いて落とす。
○WE純正 鬼HOP
原因： そもそもハイパワーと重量弾前提の設計のため、HOP構造に問題あり。
対策： 純正チャンバーではRA-TECH製のスティンガーで対応するしかないが、限度あり。
○WE純正 2発給弾（給弾不良）
原因1： マガジンリップの磨耗。
原因2： 負圧バルブの閉鎖不良。
対策1： ボルト後退時にマガジンリップから弾がこぼれているため、マガジンリップの交換。
対策2： 負圧バルブが正常に閉鎖していないため、ボルト後退時もノズルからガスが出ており、リップからBB弾を吹き飛ばしている。 ノズル分解後、負圧バルブが正常に作動するように点検清掃。もしくは交換。
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★トリガーメカ関連
○ファイヤリングピンが出たまま、ハンマーを起こしても解除されない。
原因1： ストライカーロックの磨耗と破損
原因2： ハンマーのストライカーロック解除用の爪の磨耗
対策1： ストライカーロックが折れている場合がほとんどです。交換するか、社外製のスチール製品に交換してください。
対策2： ハンマーの交換
注意！ スチール製ストライカーロックに交換すると、ハンマーおよびディスコネクターもスチール製に交換する必要があります。 また、トリガーの前部分がセミオート時のシアーを兼ねているため、トリガーもスチール製に交換する必要がありますが、SCAR用（M4用は多種あり）はあまり出回っておりませんので、注意してください。
○セミオート時にハンマーがロックされない。
原因1： ハンマーの磨耗と破損
原因2： トリガー前側の爪の磨耗
原因3： ディスコネクターの磨耗と破損
対策1： ハンマーの交換が必要です。
対策2： トリガーの交換 （SCAR用はあまり出回っておりません。 M4用が流用できますが、トリガーの長さが1cmほど短くなります）
対策3： ディスコネクターの交換が必要です。ディスコネクターはトリガーを引いた状態でハンマーをロックしており、トリガーを戻すとディスコネクターが解除され、ハンマーはトリガー前側の爪でロックされます。 ディスコネクターとハンマーのかみ合い部分が磨耗するとハンマーはロックされず、ボルトの前後動と一緒に動いてしまうことになります。
○フルオート時にハンマーがロックされない
原因1： ハンマーの磨耗
原因2： フルオートシアーの磨耗およびシアーピンの磨耗
対策1： ハンマー後部 （ローラー付近）の爪が磨耗もしくは破損してます。交換が必要です。
対策2： フルオートシアー （メカボックス内後部のプレート） およびシアーピンが磨耗してます。交換が必要です。
○フルオートにならない。 フルオートシアーが解除されない （SCAR多し）
原因1： （SCAR） フルオートシアーを解除するボルトと連動するプレートの爪が磨耗および破損
原因2： （SCAR） プラレシーバーのガタが大きくなり、ロアレシーバーとアッパーレシーバーの隙間が広がっており、ボルトとオートシアー解除用のプレートが噛み合っていない。
対策1： プレートの交換もしくは曲がっている部分を補修してボルトに掛かるように修正
対策2： ボルト下部のオートシアー解除用プレートが引っかかる部分に、アルミ板等を貼ってかさ上げしてやる。
○トリガーが引ききった状態からカチッと戻らない。
原因： ディスコネクターが正常に作動していない。
対策： ディスコネクターの前側が磨耗すると、ディスコネクター後部がトリガーから突き出しすぎて、セレクターに干渉したままになりディスコネクターが解除されません。M4等の社外製スチールトリガーを入れると多いトラブルです。ディスコネクターの突き出し量を調整します。
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★ボルト関連
○ボルトが後退したまま、何かに引っかかる。 （最悪分解不可能な状態になる）
原因1： リコイルバッファー(M4 HK416)のへたりにより、ボルトが許容量以上に後退しすぎている。
SCARの場合は、リコイルスプリングガイドの樹脂チューブのへたりによる原因が多い。
原因2： ストックプレートのガタ（SCAR）により、ボルトが許容量以上に後退しすぎている。
対策1.2： ボルトが後退しすぎると、ハンマーの頭部がボルトの前に突き出してしまい、スタックします。リコイルバッファーにワッシャー等を入れてボルトストロークを調整します。
SCARの場合は、樹脂チューブにワッシャー等を挟んで、ボルトのストロークを調整します。
○ボルト動作が鈍くなった。ガス消費量が増えた。
原因： ハンマーローラーの磨耗と破損（CO2マグ使用時に多し）
対策： ハンマーローラーが変形してる場合がほとんどです。ハンマーローラーを一度取り外し、再利用可能な場合はスムーズに回転するようにハンマー側とローラーを整形します。
海外パーツメーカーからベアリングSETが発売されていますが、ハンマーローラーをベアリングに交換すると、間違いなくベアリングが割れ、機関部にベアリングボールが散乱して大変なことになります。
私も一か八かで入れてみて、1マグ目で無残な結果になりました。
現在、ハンマーローラー単品のパーツ供給はなく、ユーザーとしては大変困る部分ですので改善を求めたいですね。
なお、ステンレス製のローラーを見繕って入れて見ましたが、結果はあまり改善しませんでした。
現在、海外からウレタン製のローラーを入手しましたのでテスト中ですが、今のところ全く問題なし。
後日レポートをUPします。
(上記訂正します：ステンレスローラーは、内径誤差によりローラーピンとガタがあったため、ローラーが暴れることにより磨耗が進んだようです。現在、専用にステンレス製で作成したため改善しました。またウレタンローラーは寿命こそ長いのですが、ゴムの抵抗のため燃費が著しく低下します。2010年5月7日訂正）
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とりあえず、最近お問い合わせの多かったトラブル一覧と対処させて頂きました内容です。
パーツには交換しなくても補修等で再利用な場合もありますが、ここでは割愛させて頂いております。
一例として参考までにお願いいたします。 |
ハンマーローラの摩耗で悩んでいましたが、EVIKEで金属製の純正を買おうと思います。情報ありがとうございます！！
2010/5/25(火) 午前 9:24 [ G-HOST ]