最終更新: 2010/07/02 22:30

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FIFAワールドカップ 日本代表・長谷部 誠選手を単独直撃しました。

2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会で、日本代表の個性的な面々をゲームキャプテンとしてまとめた長谷部 誠選手(26)を単独直撃しました。

攻守にわたり、献身的なプレーでチームを引っ張った長谷部選手。
長谷部選手は、「日本では盛り上がっているってのは、友達とかいろいろな人から連絡が来てたんですけど。ここまですごいことになっているとは、知らなかったですね。(空港に着いた瞬間は?)いや、本当にうれしかったですし、自分たちが頑張ってやった結果、いろんな人たちが喜んでくれてるってのは、すごく素直にうれしかったですね」と語った。
大会直前の強化試合で、結果を出せなかった日本代表。
浴びせられた多くの批判について、長谷部選手は、「そういう批判は当たり前だと思ってましたけど、ちょうど合宿中に読んだ本で、『キノコは風通りの悪いところに生える』って。僕の好きな、フリードリヒ・ニーチェというドイツの哲学者がいるんですけど、その人が批判とか意見っていうのはね、そういうのがなければ、人間は成長しないって。その言葉を僕は大好きで」と語った。
キャプテンを支えたのは、ドイツの哲学者、ニーチェの言葉。
出版界では、ニーチェの言葉を解説する本が、40万部を超えるベストセラーになっている。
「超訳 ニーチェの言葉」は、発売から半年近くたった現在も、1日10冊程度売れているという。
この種の本としては、驚異的な売り上げだという。
書店の店員は、「こういった本で勇気づけられましたという言葉を聞くと、私どもも、こういうふうに展開して良かったなというふうに思います」と話した。
長谷部選手が話した「キノコ」の話は、本の中で「批判という風が吹き込まない閉鎖的なところには、必ず腐敗や堕落が生まれる」、「批判は風だ。ほほには冷たいが、乾燥させ、悪い菌を防ぐ役割がある」と説明されている。
長谷部選手は、「その言葉が僕は大好きなんで、それが今ちょうど、合宿中に読んだんで、心に響きましたね。(なんか、いい話ですよね?)そうですか? 使ってください」と語った。
キャプテンとして奮闘した長谷部選手の活躍を見守った父親は、不満を漏らしていた。
6月30日、長谷部選手の父親・敏之さんは、「わたしの方は『おめでとう』と。あと、『ゆっくり休んで』とメールを送ったんですけど、彼も忙しそうで、メールは来なかったんですけどね、残念ながら」と話していた。
長谷部選手は、「(メールを送ったが、返信がないと父親・敏之さんは嘆いていましたが?)いつも言うんですよね。(メールを)返さないと、母さん経由で、直接僕に言わないで、母さん経由で、『お父さんが寂しがってたよ』みたいなことを言われるんですけど。なんなんですかね。(メールは返しましたか?)父さんですか? きょう(1日)、電話しましたけど、父さんは電話に出てないですね。母さんには電話しましたけど、父さんには電話していないです。(たぶん、寂しがっているのでは?)そうですかね、大丈夫ですよ。もともと怖かったんで、最近は優しくなったんですけど、昔は怖かったですよ」と語った。
そして、パラグアイ戦で敗退が決まった直後のインタビューで、「皆さんの応援が、本当に僕たちの力になって、本当に感謝しています。Jリーグの方にもぜひ足を運んで、盛り上げてもらいたいなと思います」と語り、海外に活動の拠点を置きながら、Jリーグの将来を気遣った長谷部選手。
長谷部選手は、「みんなが泣いているのを見て、僕も正直泣きたかったんですけど、僕がインタビューを受けさせてもらっているというのは、選手代表として立っているわけだから、個人のことを語るよりも、日本のサッカーのことを語るとかね、みんなの気持ちを代弁して、日本の皆さんにお礼を言うとか、やっぱりそういうことを言わないといけないと思ったから。泣きたかったんですけれども、我慢しました」と語った。

(07/02 17:44)


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