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2010年3月14日 (日)

アイシングって?

週末にお配りしたお菓子は、喜んでいただけましたか?

今日は天気もよく、過ごしやすい1日でしたね

こんな日は、運動するのにちょうどいいですよね。

急に身体を動かすと、無理がかかりやすく、ケガをしやすくなります。

ケガをしたときに、すぐに出来る処置として、非常に効果的なのが、アイシングです。

これは正常な細胞の模式図です

Photo

まず、ケガをすると・・・

①そこの毛細血管が切れます(一時的損傷)。

Photo_2

②切れた所から出血しますし、傷めた場所を治すために、血液が集まってきます。そのとき、近くの細胞から酸素が持っていかれるために、周りの細胞の酸素が不足します。(2次的低酸素障害)

Photo_3

③血液が集まることにより、腫れが広がります。

Photo_4

④腫れが広がることによって、周りの正常な細胞もつぶされてしまい、回復するのに時間がさらにかかります。

しかし、傷ついた組織を回復させるために、血液は必要です。この血液が集まる反応を炎症といいます。

炎症は、ケガをしてから24時間~72時間(1~3日)起こります。程度によって変わりますが、たいしたこと無いと思っても、24時間は腫れようとします。

そのときに、必要以上の腫れを出さないようにするのが、アイシングです。

アイシングの仕方は、傷めている部位に直接行います

保冷剤もありますが、一番いいのは氷水です。

氷水とは、氷嚢やビニール袋に氷を入れて、それが浸る程度に水を入れたものです。

保冷剤や、氷を直接当てると、表面の霜で、凍傷を起こしやすくなります。

時間は10分から15分、皮膚の感覚がなくなるまで当てます。

腫れが、ひどい場合には1時間に15分冷やして、45分安静にしておくのを連続で行うといいでしょう。

あまり腫れが目立たない状態でも、2~3時間に1回アイシングすることをお勧めします。

お風呂は、シャワーで汗を流す程度ならOKですが、入浴して暖めてしまうと、後で腫れが強く出るので、ケガをした日は、湯船には浸からないほうがいいでしょう。

シャワーの直後にアイシングは必ず行ってください。

アイシングをして、血流が悪くなるだけではなくて、感覚がなくなりますので、部分的に麻痺した状態になります。このときに、筋肉の緊張も緩みます。

硬くなりすぎた筋肉を緩めて、関節の動きをつくるときにもアイシングを行ったりします。

野球のピッチャーが、試合で投げた後にアイシングをしているのは、筋肉が疲労して熱を持っているのを冷ましています。

筋肉は、熱を持つと、エネルギーを消費して、疲労物質を産生します。高熱のときに身体が筋肉痛を起こすのはそのためです。

運動後のアイシングで、必要以上に疲労物質を産生しないために行っているのです。

アイシングにもいろいろと意味合いがあるのです。

・腫れを抑える

・痛みを抑える

・緊張を緩める

などの働きが可能です。

ケガの程度については、なかなか自分で判断できないと思いますので、可能な限り早い時期に治療に行かれることをお勧めします。

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コメント

本当にいつも体を軽くしていただき感謝しています(TvT)
どれだけ心身共に救われているか判りません!
今回の怪我でも親身になって処置や治療をして下さり大変心の支えになりました。
ほぼ毎日の様に通っていますが、それだけの値打ちがある整骨院だと思います☆
このアイシングもとても参考になりました。
これからもよろしく願います

投稿: maekoo | 2010年3月31日 (水) 21時58分

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