関西電力・高浜原発に、MOX燃料を積んだ輸送船がフランスから到着しました。関西電力は年内にもプルサーマルをスタートさせる予定です。
30日午前7時半、MOX燃料を積んだ輸送船が高浜町の湾内に姿を見せました。
MOX燃料は、原発の使用済み核燃料を再処理したプルトニウムをウランと混ぜた燃料で、電力業界は資源の有効利用の観点から通常の軽水炉で使用する「プルサーマル」の導入を進めています。
しかし、市民団体のメンバーらは、使用済みMOX燃料の処理方法が決まっていないなどとして関電に抗議しました。
高浜原発でのプルサーマル計画をめぐっては、1999年にイギリスの企業によるデータのねつ造発覚で計画自体が頓挫していました。
関西電力は、年内にも初めてのプルサーマルの実施を目指しています。 (07/01 07:36)
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