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本田、男の誓い…4年後もオレが引っ張る!

 ディフェンスと競り合う本田圭佑=プレトリア(撮影・棚橋慶太)
 ディフェンスと競り合う本田圭佑=プレトリア(撮影・棚橋慶太)

 「W杯・1回戦、パラグアイ0(5PK3)0日本」(29日、プレトリア)

 エースの誓いだ!PK戦の末、パラグアイに破れ、史上初のベスト8を逃したサッカー日本代表のMF本田圭佑(24)=CSKAモスクワ=は、涙を浮かべながらも、14年ブラジル大会まで日本の中心としてけん引していく覚悟を決めた。より攻撃的なスタイルへの転換を提唱した上で、日本のサッカー界の地位向上を目指すと宣言。南アフリカの地に強烈なインパクトを残した金髪の若武者の新たな4年が始まる。死闘を終えた日本代表は30日、ヨハネスブルク発の航空機で帰国の途についた。

  ◇  ◇

 立ち止まることはしなかった。敗退が決まった瞬間、本田はピッチに少しだけうずくまると、すぐに立ち上がり、1人でサポーター席に向かった。目は涙にぬれていた。「結果がすべて。何を言っても敗者なんで」。それでも抑え切れない感情をユニホームでぬぐい、ただ前を向いた。

 誰よりも先にピッチを後にした男の視線は、もう次の戦いに向いていた。試合後のロッカールーム。本田はDF長友と「4年間、日本のサッカー界を俺とお前で引っ張ろう」と誓い合った。次は14年ブラジル大会。誰もが認める日本の中心、そしてエースとして、国を背負っていく覚悟を決めた。

 だからこそ、4年後の日本の戦い方についても、早くも言及した。「もっと内容にこだわって、勝ちにいかないといけない」。今大会直前の親善試合4連敗で、日本は守備的な戦い方にシフトした。結果としては4試合で失点は2。海外のW杯では日本史上初となる1次リーグ突破を決めた。ただ“点を取られないサッカー”では、限界があったのは確かだった。

 「今回はこういう(守備的な)戦い方だったけど、もっと欲を出して攻めていく姿勢を次は見せるべき。そこのところはまだ物足りない。ギリギリまでこだわったけど、全然物足りなかった」と、より攻撃的なサッカーへの転換を提唱した。

 そしてもう一つ、本田には4年後に向けた目標がある。それは日本サッカーの地位向上。「俺が日本人かパラグアイ人じゃなかったら、今日の試合は見てないし、ピッチにいる選手を誰も知らない。結局そういう試合なんです」。

 デンマーク戦での驚弾FKなどW杯での活躍で、すでにイングランド1部マンチェスターCなどが調査に乗り出しており、欧州の強豪からオファーが届く可能性がある。自らが世界最高峰で活躍することで、4年後には日本の試合を世界が注目するカードにしてみせるつもりだ。

 大会前に口にした目標は「優勝」。初めての夢舞台は、道半ばにして終わりを告げた。それでも「俺のサッカー人生は続いていく」。金髪の“風雲児”の野望は、まだ終わらない。

(2010年6月30日)





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