ホーム > 芸能・社会 > 芸能・社会最新紙面記事

睡眠薬常用 自殺断定も遺書見つからず

 韓流スター、パク・ヨンハさんの遺体が発見されたソウル市内の自宅前で取材する報道関係者(聯合=共同)
 韓流スター、パク・ヨンハさんの遺体が発見されたソウル市内の自宅前で取材する報道関係者(聯合=共同)

 韓流スター、パク・ヨンハさん(32)が30日午前、ソウル市江南区内の自宅で、ビデオカメラの充電用コードで首をつり死亡しているのが見つかった。韓国警察当局は自殺と断定した。遺書は見つかっていないが、ヨンハさんは胃がん末期患者の父親の病状や芸能活動をめぐりストレスがたまっていたようだ。最近は、周辺に「仕事も生活も非常につらい」と漏らし、睡眠薬を常用していたという。

 ヨンハさんの父は、韓国では有名な音楽プロデューサー。恵まれた環境で育ち、父の影響を受けて、芸能界へ進んだ。日本でもイベント会場には必ず、両親が顔を出していた。父親ががんと診断された後は、自宅に連れてきて看病を続けた。最近、ツイッターに「両親が孤独でさみしそうに見えます。僕が独りで突っ走り、両親があまりに離れてしまったからではないか」と病気を、自分のせいにするかのようなつぶやきも残していた。

 あまり飲めない体質なのに、30日は午前0時10分ごろ酔って帰宅。帰宅直後には「お父さんの代わりに私が病気になればいいのに…。すまない、すまない」と泣きながら父親の背中や足などをさすった後、自分の部屋に入った。

 自身の芸能事務所では、今年、金銭トラブルで経営問題が発生。これがきっかけで、長くヨンハさんが信頼を寄せていた個人マネジャーが事務所を辞めていたという。また、日本人観光客を相手に、ソウルで準備を進めていた飲食店関係の新事業なども負担になったとみられる。






Copyright(C) 2010 デイリースポーツ/神戸新聞社 All Rights Reserved.
ホームページに掲載の記事、写真などの無断転載、加工しての使用などは一切禁止します。ご注意下さい。
当サイトは「Microsoft Internet Explorer 4.x」「Netscape Navigator/Communicator 6.x」以上を推奨しています
Email : dsmaster@daily.co.jp