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【大相撲】

文科相、名古屋場所開催を了承 相撲協会の役員刷新求める

2010年6月29日 15時41分

 賭博問題について文科省に報告に訪れた(右から)特別調査委の伊藤滋座長と頭を下げる出羽海理事=29日午前

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 川端達夫文部科学相は29日の記者会見で、日本相撲協会が野球賭博に関与した力士らに対する特別調査委員会の処分勧告受け入れと、名古屋場所開催を決めたことを受け「(勧告は)大変厳しい中身。真摯に受け止め、役員体制を総とっかえし、新たな体制で名古屋場所に取り組んでほしい」と述べ、場所開催を了承した。

 川端氏は「根本的な改革が不十分だったつけが一気に出てきた。今後の取り組みが国民からどう判断されるのかが、大相撲の命運を懸けたものになる」と述べた。

 また相撲協会の出羽海理事らは同日、文科省を訪れ、鈴木寛副大臣に処分方針と名古屋場所開催を決めたことを報告。出羽海理事は「世間をお騒がせして心よりおわび申し上げる。文科省の指導を守り、協会一丸となって名古屋場所開催に向け頑張っていく」と陳謝した。

 鈴木氏は、協会側に「国民の信頼は完全に崩壊している。速やかな対応が信頼確保の唯一の道。改革に向けた具体的な姿勢や行動を示してほしい」と求めた。

 さらに相撲協会の特別調査委員会が9月までに設置するよう求めた外部の改革委員会を、前倒ししてつくるよう要請、協会側も了承した。

(共同)
 

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