ロイター通信によると、米南部メキシコ湾の原油流出事故で、爆発した石油掘削基地を操業する国際石油資本(メジャー)、英BP社は16日、流出源である破損した海底パイプに管を挿入し、原油の一部を海上の船に吸い上げることに成功した。
海底油田につながる直径約53センチのパイプに、無人機を使って同約10センチの管を差し込んだ。だが原油すべてを吸い上げられているわけではなく、同社は根本的な解決策として、特殊な泥で海底の油井を覆って流出を食い止める計画。今後1週間から10日での成功を目指している。
原油吸い上げのために、流出個所を巨大容器で覆うことなどを試みたが失敗が続いていた。(共同)