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次世代E Inkペーパーを採用した「Kindle DX」発表-価格110ドル引き下げ

2010/07/02

Yoichi Yamashita

    米Amazon.comは7月1日(現地時間)、電子書籍リーダー「Kindle DX」の新製品を発表した。E Inkの次世代電子ペーパー「Pearl」を採用しており、テキストがページから浮かび上がってくるようにくっきりと表示されるという。価格は379ドル。初代Kindle DXより110ドル安い。7月7日の出荷予定となっている。

    E Inkの新世代ディスプレイプラットフォームPearlは、現行のVizplexをベースに表示や消費電力を改善した。コントラスト比がVizplexから50%向上。「テキストがぺージから浮かび上がり、紙に印刷されたテキストを読むような読書体験を得られる」とE Inkはアピールしている。コントラスト比は新聞と同等、一般的なペーパーバックを上回るという。

    新しいKindle DXは本体カラーにグラファイト(黒)を採用。9.7型ディスプレイ、最大3500冊の電子書籍を収められる4GBの内蔵メモリ、自動ローテーションなど、E Ink技術以外の主な仕様は初代モデルと同じだ。無料の3Gワイアレスネットワークを通じて、Kindle Storeから入手した電子書籍をWhispersyncで転送・同期できる。PDFリーダー機能、テキストの音声読み上げ機能を搭載。新たにTwitterおよびFacebookとの連係機能が追加された。

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