世界驚かせた!新エース本田が「10番」継承へ
7月2日7時1分配信 スポニチアネックス
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帰国した本田圭佑はただ1人サングラス姿で登場 |
日本をたつときには想像もできなかったフィーバーに迎えられた。熱狂するファンの視線の先にいたのはもちろん金髪にサングラス姿の本田だった。日本の歴史を切り開いたカメルーン戦の決勝弾、世界中を震かんさせたデンマーク戦の無回転FKの記憶がよみがえる。一躍“時の人”となった新エースは36日ぶりに日本の地に降り立った。
「W杯の2ゴールを生かすかどうかは今後の僕にかかっている。W杯で得たものは悔しさだけですね。W杯で一番うれしかったこと?負けた悔しさが大きすぎて、何も思い出せないですね」。満足感はなかった。会見ではにこりともせず、前を見据えていた。
向上心はとどまるところを知らない。W杯4試合では経験のなかった1トップでプレーした。戸惑いもあったはずだが「率直な感想を言えば、やりやすかった。後ろが守ってくれたので前にいることができた。僕自身は、まだプレースタイルが確立されたとは思っていない。逆を言えば、どういう方向にも伸びるということですけど」と今後も新たな役割に挑戦していく意気込みを示した。
そんな本田に対し、周囲の期待は高まる一方だ。複数の関係者が「次の10番は当然、本田になるでしょう」と証言した。代表引退を表明したMF中村が背負ってきたエースナンバーを本田が継承する可能性が高まった。
ブラジルの“王様”ペレがつけて以降10番は特別な番号になった。ジーコ、プラティニ、マラドーナらゲームメークができて点も取れる司令塔が背負い、日本でもラモス瑠偉、名波浩、中村らが守ってきた。W杯で2ゴールを決めた本田が受け継ぐのは自然な流れだ。
日本代表で本田は7種類の背番号をつけてプレーしてきた。W杯では18番をつけたが、5月24日の韓国戦で初めて与えられたもの。新チームでは10番に定着することになりそうだ。安ど感が漂う中「全員攻撃、全員守備の時代になっても、得点不足の原因は攻撃陣にある。その根本は変わらない」と厳しい言葉を口にするなど、すでにエースの自覚も芽生えている。
▽本田の背番号 日本代表(出場試合に限定)では13、16、17、18、19、20、57と7種類の背番号をつけた。08年6月22日のバーレーン戦は17番で代表デビュー。昨年9月のオランダ遠征以降の5試合は20番でプレー。18番が最も多く、今年5月24日の韓国戦からW杯南アフリカ大会終了まで7試合で背負った。
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最終更新:7月2日7時35分
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