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工事用ブイ再設置、反対派阻止で中止 上関原発で中電
2010年7月1日(木)掲載
中国電力は30日、上関町長島の上関原発計画予定地沖にクレーン台船を出し、流失した海面埋め立て工事用ブイ1基の再設置を試みた。しかし、反原発の祝島島民らが漁船で抗議し、再設置は中止となった。

早朝から中電のクレーン台船を、祝島の漁船約20隻と祝島を支援するシーカヤック約5隻がとり巻いた。中電は交渉船や警戒船など9隻を出して、台船周辺から離れるよう呼び掛けたが、祝島の漁船は応じず、にらみあいは夕方まで及んだ。中電は同日午後6時前に再設置を中止した。

このブイは今年3月、悪天候のため流失していた。中電は再設置の試みを28日から実施。祝島民の阻止行動で、これで3日連続で再設置は中止となった。
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