(cache) 投票先未定が半数　参院選有権者アンケート

投票先未定が半数　参院選有権者アンケート

　７月11日投開票の参院選に向け、紀伊民報が公示直前に紀南の有権者１００人に実施したアンケートで、比例代表の投票先を「民主」とする回答が「自民」を大きく上回った。しかし「まだ決めていない」が大半を占め、情勢は流動的。投票する上での判断基準は、政権公約（マニフェスト）や候補者の主張とする人が６割を占めた。

　比例代表の投票先は「民主」が20人、「自民」が10人だった。続いて多かったのは「公明」の６人。「共産」と「社民」の各２人、「みんなの党」と「たちあがれ日本」の各１人が続いた。決めていない人は57人いた。

　和歌山選挙区での投票先も、比例代表と同様の傾向。決めていない人も57人で比例代表と同数だった。

　比例代表で「民主」を選んだものの、選挙区はまだ決めていない人は２人いた。「自民」を選んだ中でも、選挙区未定は２人だった。

　「社民」を選んだ２人は、選挙区では民主候補に投票する予定。「公明」を選んだ６人と「共産」の２人は、いずれも半数が自民候補を選び、残りはまだ決めていなかった。「たちあがれ日本」を選んだ１人は自民候補に投票する予定。「みんなの党」の１人はまだ決めていなかった。比例代表で「まだ決めていない」としながらも、選挙区で自民候補に投票する予定の人は２人いた。

　比例代表で「民主」、選挙区で民主候補を選んだ人の中には「４年は待つけど、変わらなかったら政権交代を望む」（田辺市飲食業女性）という意見があった。

　投票先を決めているのは50代以上の年配者が多かった。「まだ決めていない」と答えた人の男女比率はほぼ半々だった。

　投票の基準は、「政権公約」と答えたのが33人で最も多かった。「候補者の主張」も25人と多かった。「支持する政党」は24人、「候補者の印象」は８人、「支持する候補者」は３人だった。

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　アンケートは公示前の16～22日、紀南地方の有権者１００人（男女各50人）に街頭などで実施した。

(2010年06月30日更新)