宇都宮地検は25日、宇都宮市戸祭町、元塩谷広域行政組合塩谷消防署消防士、津田泰正容疑者(26)を強姦(ごうかん)致傷罪で宇都宮地裁に起訴した。裁判員裁判の対象事件になる。
起訴状などによると、津田被告は5月28日午後9時ごろ、宇都宮市内の路上で、自転車に乗っていた女子高生(15)を転倒させ、近くの草むらに引きずり込み性的暴行を加え、約2週間のけがをさせたとしている。
起訴を受けて塩谷広域行政組合消防本部は、25日付で津田被告を懲戒免職処分とした。同消防本部の斎藤貢一消防課長は「消防職員の名誉と信頼を失墜させ、深くおわびしたい。今後とも不祥事の再発防止に努めたい」とコメントした。【岩壁峻】
毎日新聞 2010年6月26日 地方版