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CM、遊説…自民 小泉進次郎議員を積極起用

自民党の参院選テレビCMに小泉進次郎衆院議員(写真左)を抜てきしたことを発表する平井卓也広報戦略局長
自民党の参院選テレビCMに小泉進次郎衆院議員(写真左)を抜てきしたことを発表する平井卓也広報戦略局長
Photo By 共同

 参院選(11日投開票)の公示から1週間となる30日、自民党が1年生議員の小泉進次郎衆院議員(29)を広告塔に打ち出すことを決めた。河村建夫選対局長と茂木敏充幹事長代理らが同日、党本部で参院選情勢について意見交換。16選挙区を重点区と位置づけ、無党派層に人気の進次郎氏を遊説に積極投入する方針を確認。また、政党CMの第2弾に起用したことも発表された。

 進次郎氏に頼らざるを得ない自民党の現状が浮き彫りとなった。

 党側はこの日、選挙戦終盤に向け、秋田や山梨など改選1人区を中心に16選挙区を重点区と位置づけることで一致。進次郎氏については青森、秋田、山形と四国4県と約半分に当たる計7県への派遣が検討されている。

 進次郎氏は「応援弁士」として引っ張りだこで、本人も公示後の先月26日に「(応援予定の)スケジュールを毎日把握するだけで大変」と言うほど。街頭に設置する政党の遊説告知の看板には通常、党首や幹部の名前が書かれるが、今参院選では「小泉進次郎氏来る」の看板も登場している。序盤こそ地元の神奈川が中心だったが、同29日には静岡、大阪と公示後初めて地方遊説を実施。ともに大きな人垣をつくっており、民主党関係者も「人集めという意味では抜群だし、しゃべりもうまい。人に厳しいと言われている自民党の選対幹部が珍しく褒めていたらしい」と警戒している。

 自民党は党の顔に指名できるベテラン、中堅議員が見当たらず、政党支持率は各種調査で20%前後の横ばいが続いている。打開を図ろうと、頼らざるを得なかったのが29歳の進次郎氏。選挙戦終盤は重点区の票固めの請負人として奔走しそうだ。

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