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中国人の観光ビザ緩和で「週末は万博より日本!」

  • 2010年07月01日 12時05分
  • 提供元:読売新聞
北京市内のデパートで日本メーカーの化粧品を試す女性たち(青山謙太郎撮影)

北京市内のデパートで日本メーカーの化粧品を試す女性たち(青山謙太郎撮影)

 【北京=佐伯聡士】日本政府が、富裕層に限定していた中国人の個人観光ビザの発給要件を7月1日から大幅に緩和したのを受け、中国都市部の「白領」(ホワイトカラー)を中心に、日本ツアーが盛り上がりを見せている。
 主役は、東京や大阪でのショッピング目当ての若い女性たちだ。
 中国メディアが大手旅行社の話として伝えたところによると、中国人の日本の個人旅行市場の規模は、昨年の2倍以上に成長する見通しという。7月だけでも日本への観光客数は前年同月比40〜50%増える見込みだ。
 大手の中国康輝旅行社の担当者は本紙に対し、「電話の問い合わせは2倍になっています」と語った。3泊4日や4泊5日の短期間が多く、週末を日本で過ごすツアーも流行しそうだ。夏のセールに合わせ、行き先を従来の香港から日本に変更する女性もいるという。治安悪化でタイ旅行を敬遠する動きも影響している。
 関係筋によると、中国政府は、5月の上海万博開幕以来、有給休暇をとって万博を見に行くよう国有企業や官庁に奨励。ところが、若い世代の中間層には、その休暇を利用して日本観光を計画するケースが少なくない。
 国有企業に勤める北京市在住の女性(33)は「大勢の中国人で混雑している万博には行きたくない。有給休暇が取りやすい今こそ、家族で東京ディズニーランドに行く絶好の機会」と喜ぶ。
 中学の女性教師(28)も「ビザ発給のハードルが下がったので、私も日本に行ける。校長は万博に行けというけれど、行くわけないでしょう」という。

読売新聞


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