一宮で また女生徒襲われる　半年で４件、関連捜査

　３０日午後４時３５分ごろ、愛知県一宮市千秋町浮野の路上で、帰宅途中の中学２年の女子生徒（１４）が後ろから近づいてきた男に羽交い締めにされた。男はさらに生徒を田んぼに突き落とし、歩いて逃げた。生徒はひざに軽傷。一宮署は暴行容疑で捜査している。

　同市千秋町では女子中高生を狙った傷害事件が１月７日と４月１４日に２件発生。６月１１日には西に約５キロ離れたＪＲ尾張一宮駅近くの同市八幡で、女子高生が男に刃物で刺され重傷を負う殺人未遂事件も起きており、関連を調べている。

　同署によると、男は３０〜４０歳ぐらいで身長約１７０センチ。黒髪の短髪で、小太り。白いＴシャツに黒い短パン姿だった。

　現場周辺は水田に囲まれ、住宅が点在している。近くの住民によると、女子生徒は助けを求めて民家に駆け込んだ。生徒は泥だらけで「知らない男にいきなり首をつかまれ、声が出せなかった。ふりほどこうとしたら、田んぼに突き落とされた」と話したという。

（中日新聞）