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こんにゃくゼリーの窒息、重症率85% 消費者庁分析

2010年7月1日12時2分

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 こんにゃく入りゼリーによる子どもやお年寄りの窒息事故防止策を検討している消費者庁は30日、都市部を中心に2006〜08年に救急搬送された約4千件の窒息事故のうち、同ゼリーが原因となった事故の85%が、命の危険がある「重症」以上だったとの分析結果をまとめた。餅やアメなど他の食品の「重症率」を大きく上回り、政府の食品安全委員会が「アメと同程度の事故頻度」としたリスク評価とは異なる実態が浮かび上がった。

 東京消防庁や政令指定都市の消防当局などからデータを集め、窒息事故4137件のうち原因食品がはっきりしている2414件を分析。その結果、同ゼリーによる事故は7件と件数は少ないものの、うち2件が「重症」、4件が命の危険が切迫している「重篤」だった。406件あった餅は重症・重篤・死亡の重症以上の事故が54%、アメ(256件)は1%だった。

 食品安全委は同ゼリーについて、1億人が一口食べた場合、2.8〜5.9人が窒息死する恐れがあると推計。食品ごとの摂取量の差を踏まえると、餅(6.8〜7.6人)には及ばず、アメ(1.0〜2.7人)と同程度の事故頻度になるとした評価書をまとめ、6月10日に菅直人首相に答申した。(河村克兵)

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