サッカー日本代表は29日、初のベスト8進出をかけてパラグアイと対戦したが、健闘むなしく敗れた。青いユニホーム姿のサポーターがスタンドに詰め掛けたさいたま市の埼玉スタジアムでは、敗戦が決まった瞬間、悲鳴のようなため息が会場を覆った。
午後11時のキックオフと同時に、スタンドを埋めたサポーター全員が立ち上がり「ニッポン」コールがわき起こっていた。
試合前の小雨も上がり、サポーターたちは大画面にくぎ付け。日本がボールを持つたびに「オー」「いけー」と大歓声を上げた。
手作りのよろいとかぶとを身に着けた東京都八王子市の会社員中西隆志さん(43)は「ベスト8に進出する姿を見たいと思って来た」と期待を込めたが思いはかなわなかった。