日本戦中継のＴＢＳ、社屋を“サムライブルー”にライトアップ

　Ｗ杯「日本―パラグアイ戦」を中継したＴＢＳは２９日、Ｗ杯一色に染まった。

　午後７時から試合終了まで、社屋を“サムライブルー”にライトアップ。局内では２４日深夜のデンマーク戦同様、会議室にＰＶ会場を設置し、社員らがユニホーム姿で約２時間、日の丸戦士にエールを送り続けた。昼は社員食堂で験を担ぐ「カツ丼フェア」を開催。午後７時からは「紳助社長のプロデュース大作戦」「お茶の水ハカセ」「ミュージックアワー」の３番組で緊急生中継した。

　ＴＢＳでは初のＷ杯日本戦で、スポーツ中継のエース・土井敏之アナ（３９）が実況。同局の０８年最高視聴率番組トップ３を制覇した山田修チーフディレクター指揮の下、計５台の独自カメラを駆使して、本田らイレブンの動きを追い続けた。

　日本では午後８時過ぎから雨が降り、同局は「在宅率が高まり、視聴率５０％以上もある」。パラグアイ戦と同時間帯にＮＨＫが中継したカメルーン戦は４５・２％を記録。ＴＢＳのスポーツ中継最高は４８・５％（１９６７年ボクシング世界Ｊｒ．ライト級タイトルマッチ　フラッシュ・エロルデ―沼田義明）で、この更新と大会初の大台（平均５０％）達成を期待している。