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【口蹄疫】宮崎、日向も感染疑い 都城の牛3頭「陽性」…鹿児島が「準非常事態」

2010.6.10 19:08
このニュースのトピックス口蹄疫
口蹄疫感染の疑いが確認され、埋却処分される牛=10日午後、宮崎県都城市で共同通信社ヘリから口蹄疫感染の疑いが確認され、埋却処分される牛=10日午後、宮崎県都城市で共同通信社ヘリから

 宮崎県都城(みやこのじよう)市の農場で牛3頭に口蹄(こうてい)疫の感染が疑われる症状が出ていた問題で、都城市は10日、遺伝子検査の結果がいずれも陽性だったと明らかにした。日本有数の畜産地域である同市で感染疑いが確認されたのは初めて。この農場の牛208頭はすべて殺処分された。感染が集中する地域からは約50キロ離れており、政府と県が全力を挙げた封じ込めは失敗し、“飛び火”した。

 またこの日、感染が集中する地域に隣接する宮崎市、日向(ひゆうが)市でも初めて症状のある豚や牛が見つかった。農林水産省は遺伝子検査の結果を待たず症状の写真から感染疑い例と判断、殺処分する。沈静化の兆しもみえていた発生数は5市5町計約19万頭へと再び拡大へ転じた。

 都城市の平成18年時点での牛肉、豚肉の生産額はいずれも市町村別で全国1位。同市と隣接する鹿児島県も畜産業が盛んだ。

 鹿児島県の伊藤祐一郎知事は「準非常事態」を宣言。県境の一部道路を封鎖し、感染防止対策を徹底する検討に入った。また、政府は対策本部会合を開き、本部長の菅直人首相は「危険な意味での節目に当たる」と述べ、自衛隊と警察の追加派遣を指示した。

 都城市のケースは9日夜に症状が分かり、写真判定で感染疑いと判断。殺処分と埋却を10日に済ませた。このほか西都市でも症状のある牛が見つかり、ほかの事例と同様に対応する。同市には宮崎県の5頭の主力級種牛が避難している。

このニュースの写真

口蹄疫感染の疑いが確認され、埋却処分される牛=10日午後、宮崎県都城市で共同通信社ヘリから
宮崎県都城市に隣接する鹿児島県曽於市で消毒される通行車両=10日午後
口蹄疫感染の疑いが確認され殺処分された牛の埋却処分場(右)と牛舎=10日午後、宮崎県都城市で共同通信社ヘリから

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