景観ぶち壊し…函館市が「自由の女神像」撤去指導

　歴史的町並みが残る北海道函館市元町に、水産業者が設置した高さ約６メートルの「自由の女神」像について、函館市は３０日、景観にそぐわないとして撤去するよう文書で指導した。市は撤去期限を７月１２日とした上で「理解を得られるよう今後も業者と話し合っていく」としている。

　市によると、像が設置されたのは市指定の都市景観形成地域で、周囲には古い教会や寺院が立ち並んでいる。条例では、新築物は「周囲の景観と調和がとれたものとする」と定めており、像はこの基準に適合しないと判断した。

　市には複数の団体から撤去を求める要望書が提出されていた。

[ 2010年06月30日 13:33 ]