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本格稽古開始…時津風部屋まず死亡力士に黙とう

暴行事件で亡くなった序ノ口力士を追悼し、黙とうする時津風親方(左端)や力士たち
暴行事件で亡くなった序ノ口力士を追悼し、黙とうする時津風親方(左端)や力士たち
Photo By 共同

 実施が危ぶまれた名古屋場所(7月11日初日、愛知県体育館)の開催が決まり、名古屋入りしている各部屋で本格的な稽古が始まった。

 愛知県犬山市の時津風部屋では「降格以上」の処分を受ける時津風親方(元幕内・時津海)や謹慎処分で休場となる豊ノ島らが、07年6月の暴行事件で亡くなった序ノ口力士に黙とうをささげた。時津風親方は「凄く反省している。(処分を)重く受け止めて頑張ります」と話した。名古屋市緑区の宮城野部屋では、3場所連続優勝を狙う横綱・白鵬が神妙な表情で「難しい場所になるけど頑張ります」と抱負を語った。

 愛知県一宮市の佐渡ケ嶽部屋は一般のファンも閉め出し、ピリピリした雰囲気。謹慎処分の佐渡ケ嶽親方(元関脇・琴ノ若)が「一人一人が自覚を持ってやろう」と訓示したが、「解雇以上」の処分となる大関・琴光喜は姿を見せなかった。

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