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30年後に時価総額、百倍の200兆円 ソフトバンクが新ビジョン
ソフトバンクの孫正義社長は25日、30年後の2040年に株式時価総額を現在の百倍の200兆円規模に拡大し、世界トップ10入りを目指すことなどを柱とした「新30年ビジョン」を発表した。資本などで提携関係にある企業を現在の800社超から5000社に増やす方針も表明。孫社長自らが後継者育成を手がける養成機関「ソフトバンクアカデミア」を7月に開校する方針も発表した。
今年で創業30周年を迎えたのを節目に次の30年のビジョンを示した。ソフトバンクの時価総額は25日の終値ベースで約2兆7000億円。
孫社長は「30年後に世界トップ10の『必要とされる会社』になるためには、時価総額が200兆円規模になっていないといけない」と指摘。成長に向け、世界中の優れた企業と提携関係を構築する戦略を重視する考えを示した。
提携先企業への出資比率を20〜40%にとどめ、支配権を握ることなく、協調性を重視していくという。
次世代の同社の経営を担う後継者育成のために開校する「ソフトバンクアカデミア」は、約300人を入学させる。うちグループ社員は270人程度とし、外部からも30人程度を受け入れる。孫社長が自ら、生徒を直接指導する。
孫社長は、新30年ビジョンについて、「大法螺(おおぼら)だが、本気でやるつもりの大法螺だ。情報革命を通じて人々を幸せにしたい。これは30年後も300年後も変わらない」と語った。