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【芸能・社会】

田村亮 オスカープロ移籍 64歳ベテラン俳優、心機一転

2010年6月30日 紙面から

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 「大人の恋、演じてみたいね…」。俳優田村亮(64)が7月1日付で大手芸能プロ「オスカープロモーション」に移籍することが29日、分かった。本紙などのインタビューで明かした。時代劇や2時間ドラマ、舞台などで落ち着いた“いい人”キャラが多いが、「裸になるのはともかく、セクシーな役、いいなと思いますよ。これを機に自分もチェンジしたい」と、枯れてない新境地が見られそうだ。

 オスカーといえば、米倉涼子(34)、上戸彩(24)ら女優陣やモデルのイメージが強いが「(オスカー所属の)藤谷美紀ちゃんと“狩谷父娘シリーズ(テレビ朝日系2時間ドラマ)”で10年も父娘を演じてるんだけど彼女を通じて、ドラマや舞台に力を入れてると感じていた」。

 マネジャーが亡くなったことなどから所属先を探したという。

 「ボクは大手の事務所に入ったことがない。バラエティーに比べてドラマが減っていますがテレビドラマにきちんと出たい。兄の田村正和もそうですが、田村家はフリートークが苦手でバラエティー向きじゃないから」と笑顔で話した。

 その正和については「兄貴はすごい。1本1本インパクトのある良い仕事をしている」と尊敬している。

 スポーツ好きでソウル、バルセロナ、アトランタ、シドニーと現地での五輪観戦も趣味。「スポーツキャスターは?」と水を向けると「コメンテーターならできるかな…」とし「次はロンドン五輪ですね」とニヤリ。

 会社勤めをやめて、役者修業を続けていた一人息子の田村幸士(33)が8月に東京・下北沢の本多劇場公演「THE KIDS」に出演が決まり、父として初めて客席へ出向く。「おじいちゃん(亮の父の阪東妻三郎さん)の映画を見て後を継ごうと思ったそうです。ぼくたち兄弟の子で俳優になるのは彼だけですね」と話し、親子共演については「ないとはいえないかな」と目を細めた。

 10月には名古屋・中日劇場公演「最後の忠臣蔵」に進藤源四郎役で出演が決まっている。

◆ロンブー亮より品行方正です!!

 ロンドンブーツ1号2号の田村亮(38)とは俳優とお笑い芸人の違いはあるが同じ名。5年ほど前は住まいが近く、博多公演を終えて自宅に送った荷物がロンブー亮宅に配達されたことがあったという。ロンブー亮について“田村亮を通り過ぎていった女たち”という週刊誌記事が出た時には「中づり広告を見た学生時代の恩師が心配して電話をかけてきた上、ボクの付き人があわてて週刊誌を買ってた。ボクは品行方正ですから」と苦笑い。

◆宮川一朗太も

 映画「家族ゲーム」や数々のテレビドラマでバイプレーヤーとして活躍する俳優宮川一朗太(44)も7月1日付でオスカーに所属することが分かった。

 ◆田村亮(たむら・りょう) 1946年5月24日生まれ、京都府出身。血液型A。小1の時に亡くなった父は時代劇映画のスターで、阪妻(バンツマ)の愛称で知られた阪東妻三郎。長男田村高広(06年死去)、三男の田村正和、四男の亮の3兄弟が俳優として活躍。成城大学在学中の66年、映画「暴れ豪右衛門」でデビュー。時代劇、現代劇ともに出演。テレビドラマでは山村美紗原作の作品に多数出演している。

 

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