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【プロ野球】沖縄で35年ぶり公式戦 ヤが大勝 ホワイトセル新球場1号2010年6月30日 紙面から
◆ヤクルト10−0横浜沖縄県初のナイター設備を備えた沖縄セルラースタジアム那覇。35年ぶりプロ野球公式戦。新球場第1号本塁打は来日3週間、出場3試合目の新外国人が放った。 4回2死二塁、ヤクルトのホワイトセルがバックスクリーンへ2号決勝2ラン。チームを3連勝に導いたヒーローは「新しい球場で打てて誇りに思う」とニッコリ。1軍合流後、3試合連続打点で3連勝。泡盛ならぬスポーツドリンクをうまそうに飲み干した。 試合開始10分前のスコールで開始が32分遅れた。30度超の気温と湿気に沖縄のプロ野球ファンの熱気も合わさり、グラウンドは灼熱(しゃくねつ)状態。それでも2004年に気候の似た米ジョージア州のチームでプレーしたホワイトセルは「ジョージアでの経験が生きたね。脱水状態にならないよう、こまめに水分を取ったよ」と涼しい顔。移動日の28日に生まれて初めてゴーヤーを口にしたが、感想は「ンー…」。だが、この日の活躍で苦味も吹き飛んだはずだ。 チームも6月に入って13勝8敗。阪神の10勝7敗を上回り、月間リーグトップだ。ペナント序盤の不調で監督交代劇にまで発展したヤクルトだが、ここにきて昨季3位の底力を発揮。夏場に向け台風の目になりそうな予感が漂ってきた。 (臼杵秀之)
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